インディージョーンズ部六回目 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

ガシャッ

少し離れたところで音がする。わたしはビクッとする。この空間にいるのはわたしと三久の2人だけ。明るいとはいえ、独特の雰囲気があり不気味なところもある。特に、マネキンや人形が多いのがそんな空気をかもし出している

三久「どーした?」

わたしがドキッとしたのがわかったのか少々うれしそうだ

わたし「さっきの物音」

わたしも強がるのを止め、聞いてみる

三久「どーせ積んである物が崩れたんだろ」

わたし「怖くないですか?」

三久「ぜんぜん」

わたしは見まわして

わたし「ここ広いんですけど」

三久「体育館と同じ大きさがあるからな」

わたし「ここって…」

三久「ここは我がインディージョーンズ部の宝物庫。歴代の部員が手に入れた戦利品だ」

わたしもあきれてしまった。見た限りほとんどがゴミ、一部怪しいのもあるが

そのときまた

ガシャッ

物が崩れる音がする

三久「怖いのか」

わたし「だって、あの音近づいて来てません?」

三久「そうか?たまたまだろう」

ガシャッガシャッ

さっきよりも大きな音がする

わたし「変ですよ~」

三久「これくらいでビビってたら我が部ではやって行けんぞ。とはいえ、こうも崩れるはずはないのだがな。ちょっと見に行くか」

わたしは三久のあとについていく

止めておけばよかった。今になれば思うが、すべては後の祭りだった

シャー

わたし「何の音ですか?」

三久「私が知るはずはないだろ」

わたしは三久の背中に隠れるようにあとについて行く



三久が突然足を止める

三久「突然ですまんが、キミは車より速く走れるか?」

わたし「そんなの無理に決まってるじゃないですか」


三久「だよな、私も無理だが…走れー」

わたしは意味もわからず走りだしだ。わたしが振り返ろうとすると

三久「振り返るな、とにかく走れー」

と、言われても訳もわからず全力で走れるのは・・・


振り返る・・・

わたし「あれはなんですか?」

わたしは血の気がひいた

三久「あれも知らんのか?あれはワニだ」

わたし「それは知ってます。なぜあれがここにいるのか聞いているんです」

三久「知ってたらこんなにあわてることはないだろう」

確かに

三久「まあ、心当たりはあるが…。今はとにかく走れ」

わたし「はい」

わたしたちは高くなっているところに逃げる。そこで三久は電話する

三久「すみません、つかぬことを聞きますが地下に生き物が…」

依子「あれ?かわいいでしょ?」

三久「それはいいのですが…」

電話が切れた

三久は再び電話する

三久「あのかわいいワニは?」

依子「戦利品」

三久「あのう、生き物はちょっと」

依子「あの子たちうちに置けないから」

三久「あの子たち?」

そのとき背後で音がする

シャー

わたし「先輩」

三久「言うな」

わたしたちはその場から逃げだした



どーやってあそこから逃げたのか記憶はないが、わたしは絶対に辞めてやると心に誓った

カレン「戻ってきたか、それで?」

そのあとわたしと三久は命懸けでハンドルを取りに向かった



インディージョーンズ部六回目終わり