探偵あ~やん・天才少年の事件簿~犯人は天才少年佐藤和真~ | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

佐藤和真(さとうかずま)刑事の茂生(しげお)を父に持つ

小さい頃から父を尊敬していた

和真は勘がするどく

和真の助言で解決した事件は少なくなかった

やがて

テレビにも出るようになって1年が過ぎた

和真は15歳、高校1年の夏

この日テレビの収録を終え家に着くなり疲れから寝てしまった

夜中

トイレで目が覚める

トイレに行って部屋に戻ろうとしたとき

お腹が空いてることに気がつく

このまま部屋に戻って寝ようかと思ったが

空腹で寝るどころではなかった

和真はキッチンに向かう

テレビ局でもらった弁当があったことを思いだす

とりあえず冷蔵庫を開け牛乳を取り出す

1リットルの紙パックをそのまま口をつけ飲む

そのとき

後ろで人の気配がするが

和真はかまわず牛乳を飲む

瑠璃子(るりこ)「きゃーっ」

妹の瑠璃子が悲鳴をあげる

和真は大袈裟だなと思いながら振り返る

和真は飲みかけの牛乳を落とす

そこには

胸に包丁が刺さって倒れている母のとし子が冷蔵庫の明かりに照らされていた

茂生「どうした?」

キッチンにやって来た茂生が電気をつける

血の海に横たわるとし子を見つける

茂生「母さん」

茂生はとし子の口に顔を近づける

すでに呼吸は止まっていた

茂生は目をギュッと閉じ

しばらくじっとしていたが

立ち上がり

110番に電話をかける

やがてパトカーがやって来た

茂生は和真と瑠璃子をリビングに連れて行く

キッチンは鑑識の人間でごったがいしていた

しかし

リビングは無音だった

やがて刑事が2人入ってくる

鈴木友郎(すずきともろう)「警部ご苦労様です。それで早速ではありますが…」

茂生「頼む」

鈴木「はっ」

鈴木は敬礼をする

鈴木「最初に発見したのは?」

和真が瑠璃子を指さし

和真「瑠璃子です」

瑠璃子はショックからしゃべれなかった

鈴木の目にもそれはあきらかで

鈴木は和真から話を聞こうと思った

鈴木「なにか怪しい点は?」

和真は首を振る

一緒に来ていた田中将一(たなかまさかず)が鈴木に耳打ちをする

鈴木は小さく

鈴木「そうか」

鈴木は和真の方を見て

鈴木「家の鍵は全部かかっていて外部からの侵入はないと鑑識から報告がありました」

鈴木はちらっと茂生の方を見て

鈴木「佐藤和真任意同行願います」

茂生「ちょっと待て」

田中が茂生と鈴木の間に入る

鈴木は和真を連れ

パトカーに乗り込んだ

茂生は家の前でぼうぜんと離れていくパトカーを見ていた



探偵あ~やん・天才少年の事件簿~犯人は天才少年佐藤和真~終わり



天才少年の事件簿~密室殺人~に続く