「ワンちゃんが、ワンちゃんを助けに来たんです」 | ぶー子の動物相談室

ぶー子の動物相談室

元ペットショップ店員、現動物看護士による人と動物の関係学。
愛犬との絆を深めるしつけなら、お任せください♪

こんにちは!

 

 

ぶー子です♪

 

 

いつもブログも読んでいただき、

ありがとうございます(^^)

 

 

 

さて、みなさんご存知の通り、

私は動物病院で勤務しています。

 

その中で、1番辛いのは、
【救いたくても救えない命が存在する】、ということです。

 


治らない疾患。


対処法のない疾患。


そんな動物達を目の前にして、
何もできずにいる自分に、
腹が立つのと同時に、

それでも一生懸命に生きている動物達に、
ただただ私はその生命力に感動するばかりです。

 

 

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どんなに自分が辛くても、
どんなに自分が苦しくても、
それでも弱音を吐かない動物達。


私たちが声をかければ、
それに何とかして反応してくれる。


私たちが手を差し伸べば、
それに何とかして、つかまろうとしてくれる。


そんな動物達の生きる姿を見ていると、
私たち人間の生きる姿が

恥ずかしくて仕方ありません。


なんて、私たちはちっぽけなんだろうと。



動物たちの生きることに対する姿を間近で見ていると、
どうして私たちは、

こんなに身勝手になってしまったんだろうと、心から思います。



せっかく同じ地球に生まれた生き物同士。


どうして、
同じ方向を向いて、
同じ命を一生懸命にまっとうすることができないのだろう。


動物達の生きる姿に

私たちは見習うことが、たくさんあると思います。

 

 

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この間、

血小板減少により輸血が必要になったワンちゃんがいました。


輸血のため、
別のワンちゃんから血をもらうのですが、
「自ら私の愛犬の血を使ってください」、

と自ら声をかけてくれた方がいました。


その時に、こう優しく言ってくれたんです。


「ワンちゃんが、
ワンちゃんを助けに来たんです。」

 

 


飼われているワンちゃんって、
どうしても対人間になってしまうけど、
でもやはり根本的には、
助け合いの精神があると思うの。


私たちは、
ワンちゃんに幸せとか、
いろいろ与えることができるけど、
でも、多分一番助けることができるのって、
ワンちゃん同士なんだと思う。


きっと、この子もそう思ってるはず。


君のことを、助けに来たよ!!と、
強い気持ちを持ってるはずよ。

 

 


そう優しく、そして力強く言ってくれました。


 

 

 


街中で、献血を呼びかけている人に対して、
私たちはどうしても目を背けがちです。


動物が動物を助けるのと同じように、
人間が人間を助けるという、
当たり前のことができていない気がします。



この飼い主さんの言葉のように、
お互いがお互いを助け合う、
そんな世の中になってほしいと、
願わずにはいられません。



お家にペットを飼っていらっしゃる飼い主さん。
 


あなたのペットは、
その身を持って、
あなたに「命」を教えてくれているのです。


どうか、大切にしてください。



そして、
その一生懸命の「命」を、
どうか温かく見守ってあげてください。

 

 

 

 

 

 

ぶー子

 

 

 

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