753 | 熊本ヨガ講師 RYOのYOGA的美人道

熊本ヨガ講師 RYOのYOGA的美人道

熊本ヨガ講師Ryo
【ホットヨガ】
STYLISH YOGA ROOM Padma
【yoga】
SAHAJI

目指していたのはメイクアップアーティスト。
外側を磨くことから内面を磨くことに変わり
女性のため、新しい命のために
指導するヨガの講師となりました。

●数え1歳(生後30日前後)の男女児
宮参り…一つ身の着物&付け紐

●数え3歳頃の男女児
髪置……髪をのばしはじめる

●数え4歳頃の男女児
一つ身の着物&付け紐から三つ身の着物&付け帯へかえる
付け紐を解いて(落として)、付け帯へかえるので「紐解/紐落」と呼ぶ
※ 三つ身の着物の付け帯を付け紐と認識するなら、付け紐から付け紐へかえるので「紐直」と呼ぶ

●数え5歳頃の男児
初めて袴を着けるので「袴着」(はかまぎ)
宮中では「着袴」(ちゃっこ)の儀

●数え7歳頃の女児
三つ身の着物&付け帯から四つ身の着物と帯へかえる
付け帯を解いて、普通の帯へかえるので「帯解/帯直/帯結」と呼ぶ
※ 三つ身の着物の付け帯を付け紐と認識するなら、付け紐から帯へかえるので「紐解/紐落」と呼ぶ


数え4歳と数え7歳ともに「紐解/紐落」と呼ぶ例があることから、
数え4歳の「紐解/紐落/紐直」
数え7歳の「帯解/帯直/帯結/紐解/紐落」
が混同されて「紐解/紐落/紐直/帯解/帯直/帯結」となり、
数え4歳頃の男女児の「紐解/紐落/紐直」が、
数え7歳頃の女児の「紐解/紐落/紐直/帯解/帯直/帯結」に集約されたようです。

数え7歳の女児のお祝いを一般に「帯解」と呼び、
付け紐を解いて普通の帯にかえるから「帯解」と説明されることが多いですが、
付け紐を解くのはもともと「紐解」で、
付け帯を解くのが「帯解」だったようです。


宮参りを別にすると、
数え3歳の男女児の「髪置」
数え4歳の男女児の「紐解」
数え5歳の男児の「袴着」
数え7歳の女児の「帯解」
という4つのお祝いがあったものが、
数え4歳の「紐解」がなくなって、
数え3歳の「髪置」、数え5歳の「袴着」、数え7歳の「帯解」の3つだけ残ったようです。
3歳・5歳・7歳が残ったので「七五三」という名称になったのか、
「七五三」という名称になったから数え4歳の「紐解」がなくなったのか、
順番まではわかりません。


ただし、熊本県など、西日本の一部の地域では、
現在でも、3歳・4歳・5歳・7歳の4回、七五三を行なうところもあるようです。

西岡神宮
http://nishioka-jinguu.com/formal.htm

山崎菅原神社
http://yamasaki-sugawara.seesaa.net/article/129768475.html


また、3歳の「髪置」が女児だけとなり、男児が5歳の「袴着」だけとなった理由としては、明治〜戦後まで男児は坊主頭が普通だったためという説もあるようですが、これは本当かどうかわかりません。

ただ、地域によって、「男児は3歳と5歳・女児は3歳と7歳」、「男児は5歳・女児は3歳と7歳」、「男女児ともに3歳と5歳と7歳」というところもあり、さらに上述のように4歳のお祝いを行なうところもあるので、どういう経緯でそうなったのかは、一概にはいえないと思います。


なお、もともとはいずれも数え年だったものが、戦後、満年齢が普及するとともに、由来どおり数え年で行なうケースと、満年齢で行なうケースに分かれ、現在は満年齢で行なうケースのほうが多いようです。


数え3歳が「髪置」で、満3歳が本番で着物を着せるというのは、数え4歳(満3歳)で一つ身の着物&付け紐から三つ身の着物&付け帯へかえた「紐解」の名残りではないでしょうか?


ちなみに、現在の一般的な七五三については、下記サイトが参考になるかと思います。

七五三 ミニ知識
http://gattki.com/753/

七五三 - 歳時記 - 保護者 - キッズgoo
http://kids.goo.ne.jp/parent/seasonevent/shichigosan/

神社本庁に聞いた、七五三の由来 - 七五三All About
http://allabout.co.jp/contents/sp_753_c/shokuiku/CU20071107A/index/

七五三 - All About
http://allabout.co.jp/special/753/

明治神宮
http://www.meijijingu.or.jp/sanpai/5-4.html