金継~漆にかぶれて痒い!痒い!
漆にかぶれたことありますか?漆かぶれは痒い痒いんです。しかもつける薬は今の所~無い!有りません!対策は我慢比べ!我慢して~我慢して嵐が過ぎ去るのをまつだけなんです。何故漆にかぶれたかと言いますと↓金継の為、漆を使おうとしました。長く使ってなかったので出口が固まって出ません!お腹を触ったら、まだまだ柔らかい~中はまだ固まってないので使えると思いました。それで,お尻に穴を空けて絞り出しました。漆は最初この様な色をしてるんですね。この過程で手に漆がついたようなんです。これは唐津の陶片~酒の肴に明太子を入れたら丁度いい感じ!両サイドにポリパテで下地をつけます。これに漆を塗ります。一時間ほどで、この様な、漆黒の色合いになりましたが、まだ完成したわけでは無いんです。漆を完成されるのには、適当な湿度と温度が必要なんです。これが厄介なんですね。漆は水分を吸って~適当な温度を与えると乾きます。加湿や加温に成ったりすると、乾きが早すぎて皺になりますし~温度が低いと何時まで経っても柔らかいままです。ですので、この様な段ボールに入れて~新聞には時々水を含ませるんです。このままで~1週間はかかります。所が、その前に異常事態が発生!痒い痒いです。三日ほどして漆かぶれが発生~子供の時には良くなっていましたが、そのうち免疫が出来たようである日、ハゼの木が紅葉して綺麗なので、折って持ち帰り、婆さんにお土産と渡したら~ヒエーと大声を出して腰が抜けたように座り込みました。ソ~ソレ早く捨ててと言います。その時、ハゼは超危険だと知りましたが、この時に、漆には負けないと自信もついていたんです。その様な自信もいっぺんに飛んでいきました。聞けば、この痒みを抑える方法は無いとか、我慢するしかないんですね。辛いものでした。これが何とか治った頃に漆直しは完成しました。唐津に高麗!漆直しで止めます。漆には触りたくない~金を撒くのは止めます。身体を張って修理しました。時間が立てば痒みもわすれますね。引っ越ししたら、もう一度漆直しにチャレンジしょう!そう思いながら、本漆を大事に梱包しました。