ブログ友が、京都でイカットの展示しますので、padaも参加させて

いただくことにしました。

 

その昔~四国の地元の小さな喫茶店で、このイカットを展示しました。

陶芸教室の人の展示にpadaは壁を利用してのインドネシアの古布で参加したんです。

最初の年は、ジャワ更紗~バテックを、この年はpadaは展示しただけで展示場

にいませんでしたが、いた人は、質問を受けて答えるのに随分と困った

そうなんです。

次回は是非~現場にいてくれという話でした。

 

次の年にイカットを展示して、現場にいましたが、来た人は

皆さんポカーン~アッパ顔!

何これ??

質問も出ないという雰囲気でした。

ソリャ吃驚しますよね!padaも最初見た時は、コリャなんぞやと思ったものです。

ですが、これ民族衣装なんです。

多民族国家のインドネシアで、閉鎖的な島の中でも特に閉鎖的な祖霊信仰のスンバ

島の民族衣装なんです。

質問を受けたのは、たった数人~一週間も現場にはりついてです(涙)

 

これ↓は、この時のヤフーブログ投稿の記事です。

さて京都の展示会では、どのような反応が見られるでしょうか?

一寸楽しみです。

 

早々~スンバ島は、その昔はサンダルウッド島と呼ばれて白檀の

産地として有名でした。

 

以前、喫茶店で展示した時の記録~ヤフーブログに投稿した記事です。

丁度~コロナの前~少し前ですが・・・昔のことの様に思います。


思いついてスンバの古布のおさわりコーナを作ってみました。

古布は写真を見るだけではわかりません!

では現物を見ればわかるのか?

答え:現物を見ても中々わかりません!

やはり触ってみて~犬の様にクンクン匂いを嗅いでみる?これが一番かと?

 

 

最初に手に入れたスンバの布はスマトラで!

この時の衝撃は大きかった!

ジャカルタの骨董屋に行き二回目に買ったのがざるの下側の布、スンバの布~

これで失敗して後からの布集めにつながりました。

どこが失敗かと言いますと、この布は紡績糸(自分の感覚)で出来てるみたいです。

もし、この布が手防糸の布だったら、そこで満足して終わっていたはず。

不良品をつかんだら、次に納得のできる物が欲しくなるのは当然ですね。

 

上側は手紬の布、この二枚の布の違い~触った人が、どのように考えるか、大いに

興味がありましておさわりコーナを作りました。

 

最近のスンバではラジャー(酋長)でさえも紡績糸のイカットを持っているとか!

つまり1980年頃から、ほとんど手防糸での布はなくなったと言う事です。

もしあれば、無茶高くて手に入らないみたいで、ネットでは日本人にとってでも

高い何て書かれています。

 

ですがラジャーにとっては大事な死衣装は紡績糸ではなく手紬糸を使った布で

なければならないと言う事で自分の為に必死でかき集めているらしいです。

酋長であれば、100枚から~200枚ほどの布を持ってあの世に旅立たねば馬鹿に

されるんですから、なんとなく分からない事でもありません。

 

でも残された関係者にとっては、大変勿体ない話ではないでしょうか?

死人に口なし、ここで色々と問題が発生しているみたいです。

さてユーチューブから拾ったスンバ島の村の画像です。

マプアの家(とんがっている部分には神が住んでる)の巨石群の前で遊ぶ子供達~

何気なく見ていて気が付きました。

この石は墓石なんですが、墓は墓でも一般人ではなくラジャー(酋長)クラスと

思います。

2年~3年かけて作るラジャーの墓ですが、その割には貧祖なんですね。

巨石の回りには、彫刻された石像が数多くあったはずなんですが見当たりません!

何故なくなったか、ネットでの情報ではエスニックブームの時に盗掘にあって無

くなったとありました。

当然ながらラジャーの死衣装共々無くなっているんです。

 

誰が盗掘したのか?勝手な推測ですが、ご子孫の皆様が束になってやった事では

ないかと思うのですが、ひょっとしたら次代のラジャーが中心人物だった?

可能性、十二分にありえます。

*荒らしても自分のご先祖様の墓だから、他人は口出しできません。

 

ではラジャーとはどの様な人物か?

昔インドネシアで手に入れた本を取り出します。

値段は当時の値段でRp18万!

デパートで買った本ですが、本のコーナで開けて見ていましたら、可愛い女店員が

ニコニコしながら近寄って来てチョコレートを買ってくれと言います。

子供ではなくて大人ですよ?

まさかと思わず聞き返しましたら、もう一度同じことを言います。

本気なんだ!

言葉が通じた楽しさもあって思わず大笑いですが、給料を聞いたらRp15万とか

当時のレートは1万円=20万Rpでした。

チョコレートで手なずけて・・・とはpadaは思いませんでしたよ(汗)

 

内容は普通ですが、それにしても高い本です。

この本を開けますと↓

オオ~有った!

100年前のラジャー達の集合写真です。

当時のオランダはスンバ島を間接支配をしていました。

つまりラジャーを任命し権力を与え、そのラジャーにスンバ人を支配させる

わけです。

ラジャーは現代の会社で言えば現場責任者というレベルで守備範囲を決められて

10人程はいたようです。

 

これはどこにでも通じる、当時の列強各国の植民地支配の方法でした。

*ラジャーの跡取りは正妻の長男がとります。

  では正妻に男子がいなければ?そのラジャー家は断絶だそうです。

 

この写真に登場している人達は、当然ながら、今ではあの世に行ってる

はずなので、先のラジャーの墓が、この写真の人であっても不思議ではない

です。

 

padaが特に気になるのが、身にまとっているスンバの布です。

ラジャーが亡くなった時は、ほぼ間違いなく、棺桶にかけられて2年ほど

マラプの家にあったはずと思いますが、その後埋葬される前には数枚抜かれた

のではないかと?そして埋葬された後もドンドン抜かれて行ったのではないかと

思います。

そのようにしてリサイクルされていったのでは?

これ詐欺師サニーの手引きによって買ったスンバの布です。

この件は以前UPしましたが、これひょっとしたら盗品ではないかと思うよう

になってきました。

 

ロンボク島の現代風の布を作っているコミュニテイの資料室に非売品として展示して

いた布ですが、これらはスンバ島から船に乗って質入れに来た古布なんです。

 

地元にも本土(ジャワ島)などから布の買い付けにきますので、最初からその人達に

売った方が高く売れるのは日本と同じなんですが、なぜ質入れなんでしょうか?

 

スンバ人がいる地元では簡単に売れない理由が有ったんですね。

この辺りに日本人が理解しがたいインドネシア人のプライドを見ることができます。

ご先祖様の墓の物を売るのは後ろめたい、それでワザワザ船にのってロンボク島

まで質入れに行くんです。

*インドネシアの質屋のシステムを言いますと、もし質から出しても利子はつき

    ません、一旦質に入ると質出しはまずないと言う事になります。

 

その布が何故padaの手元にあるのか?

インドネシアが暴落・暴動で荒れた時にロンボク島に観光客がこなくなりラマダン

(断食→イスラム正月)を過ごせなくなりました。

*断食が終わりますと良かった!良かったと、豪勢にお祝いをします。

 

この時ジャワ島で自称骨董屋をしていると言うサニーに買ってくれないかとの連絡

が入りpadaが購入したのです。

この辺りのいきさつは以前投稿記事を参照ください。

1912年撮影の手紡ぎ糸を作っている所です。

*写真はカリマンタンです。

スンバの手紡ぎの布を作る為には

➀綿花の収集

➁糸つくり

➂染(染色)

④織り

となります。

この作業でいちばん工数がかかる作業は➀~②だそうです。

紡績綿だと➀~②が無いので、その分安くなりますよね。

ネットの中での話では、天然物の綿花で布を作ろうとして綿を集めたら一枚分の

糸作りに二年かかったと言う話がありました。

*前回投稿の一般人のお婆さんの棺桶で約80枚の布をかけてるんです。

③は技術が要りそうです。

イカットは絣~何故カスリというのかを調べてみたら、かすれているからだとか!

きっちりと模様を出すのは、この染色だと思います。

ここが腕の見せ所でしょうか?

④の織は普通サイズの布で一人、年間10枚ほどが限度みたいです。

*前回投稿の一般人のお婆さんの棺桶で約80枚の布をかけてるんです。

そうしますと8年分が無駄?になると言うか?土の中に埋まってしまいます。

家の中で半年~~一年、棺桶に布をかけておきます。

そして墓の準備をして本埋葬となります。

一緒に埋葬する?たぶんそうでしょうが?

その後、密かに取り出して利益に還元してるのではないかとも思います。

そう考えますと、布は立派なご先祖様からの贈り物の資産、ご先祖様からの

贈り物です。

 

イカットはわからないことだらけ!

25年前はインドネシアの地方の骨董屋さんではイカットという名は通じませんでした。

 

イカットとはネシアでは、結ぶという意味なんです。

名前からしてこの様なんです。

 

イカットについての、記録は多分残ってないですよね?

日本でも民芸は口伝で伝えられる事が多いと思いますが、オランダ統治時代の

インドネシアは民族間の交流が禁止&制限され、文字教育も限定された人だけだった

みたい。

何故か?

反乱を起こされると自分たちの首が飛ぶからです。

イカットについては、インドネシアで聞いた話も、本の話も~ネットの話も適当にして、

目くじらを立てないことが、楽しめる秘訣かと思っています。