クリスマス演奏会(デイサービスのサンタ) | まさや爺さんの贈り物

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このブログは、家庭菜園とフォルクローレを趣味にして、つれづれなるままに、書いたボケ防止の練習ブログです。


 探し歩いたレインステック

クリスマスの演奏会で、JR明石駅で途中下車しました。懐かしいものでした。高校1年2学年から3年そして、浪人時代に明石に4年間住んでいました。そしてここから尼崎まで通学していました。ですから他の町に比べて思い入れが沢山残っています。


 その明石駅で、レインステックという楽器を忘れて、取りに戻りました。置き忘れたところに行ってみると、もうありません。ひょっとしたら駅長室に忘れ物で、届けられているかもと、駅長室に行き、2番線ホームに1メートル20ぐらいの棒のような楽器を忘れました。


 釣竿の袋に入れていますというと、駅長さんは、「それらしい物が届いています」と言って「これ楽器ですか?」と聞かれました。「これは、レインステック(サウンドステック)と言って、斜めにするとサラサラと波の音を出すのです。」と説明して、サインしてうけとりました。


 すぐ下りの電車に飛び乗って、集合の駅に着くと二人の演奏する仲間も降りてきて、時間も集合時間ピッタリです。海岸を覘くと、数多くの漁船が停泊しています。でもなかなか駐車場はなさそうです。練習ができる福祉施設の食堂のようなところで、直前練習です。


 先生は、フォルクローレは、練習しなくてもいいと言われ、クリスマスソング3曲、と日本の曲6曲の練習です。自分は、この9曲を皆さんが歌いやすいように、歌います。まるで、一緒に歌ってくれる聴衆がいないとワンマンショーのようで、本番で声がでるか心配です。


 早めに会場に入り、マイクのセッテイングと譜面台を置いて、総勢12名の舞台です。聴衆の皆さんは、かなり年をとられているような感じで、70台から80台です。クリスマスなので、みんなサンタの赤い帽子を被りました。


 後ろで応援の方と遠慮して、角の取り合いをしていたのですが、先生に引っ張られ、中央へ、移動させられてしまいました。始まると、みんなクリスマスソングは、上手に吹かれ、聴衆の方々もチョット小さめですが。歌ってくれました。


 びっくりしたのは、ここで働けいている仲間が、とても司会が上手だったことです。話を聞くと、このような介護士さんは、レクレーションをやられているそうで、大きな声ではっきりというように訓練されているようです。自分たちは、どうしても年上なので、遠慮しがちですが、どうもそうでは、なさそうです。


 びっくりしたのは、「出会い」の演奏で、てんでバラバラに吹き急いでいた曲が、みんな一致していたので、ビックリしました。みんなの音色が揃うとこんなに気持ちのいいもんだと知りました。舞台が狭いので、バチでマイクを叩いたり、頭をぶつけたりしながら何んとかやっていました。


 「フォルクローレどうですか?」司会の方が聞くと、「やっぱり、私らわからへんわ」と言われましたが、みんな手を叩いて、喜んでくれました。忘れ物となったレインステックは、リャマの道とコンドルは飛んでいくで使い、持ってきたかいがありました。


 さて後半は、日本の名歌で大きな声も聞こえてきました。参加者の顔を見てもみんな楽しそうです。すべてガ終わると大きな拍手が沸いて、「また来年も来てよ」と口々に言われました。後は、施設の前で、先生からもいつも以上に良かったといわれ、本番に強い先輩たちの伝統は守られました。


あと10年もすれば自分も入るかもしれない施設を後に、色々事件もあったが、良かったと思いました。帰りは、途中まで友人と施設の感想を話し合いました。自分の父や母の介護施設との比較になりますが、介護士の皆さんが張り切りすぎのような感じでした。


 自分の感じでは、もっとゆったりした時間が流れている方が好きです。でも礒の香りも漂い、すぐ海が見えて、いい感じでした。舞台から見たおばあさんの顔もなかなかおだやかな顔をされていたので、ホットしました。あんな感じになれたらと思いました。カメラ忘れ写真ありません。