テレビの知人(中村桂子・柳沢桂子) | まさや爺さんの贈り物

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このブログは、家庭菜園とフォルクローレを趣味にして、つれづれなるままに、書いたボケ防止の練習ブログです。


まさや爺さんの贈り物  生命科学の本

まさや爺さんの贈り物  ネギ坊主に集まるアオスジアゲハ


会社を定年退職してから、人と会う機会が少なくなりました。いろんな講演会を聞きに行くように努力していますが、人とのコミニケーションがめっきり減りました。コミニケーションの範囲も変わりました。奥様・孫たちと息子夫婦・ケーナ教室の人たち・山のお手伝い仲間・団地の隣人、そして旧会社の友人たちに固定されました。


 営業をしていた時期には、人と会うのが仕事ですから、毎日が一期一会の連続でした。最近は固定されたため、テレビを見て友達になりたい人の本を買うことにしました。昨年は、家庭菜園をしていて感じたことですが、飛来してくる蝶を写真に撮り、調べてみるとほんとに微妙な住み分けを同じ蝶の仲間がしているのに気づかされました。


 そんな時に出会ったテレビの知人が、柳沢桂子さんと言う分子生物学者です。病気と戦いながらというか、折り合いをつけながら、いくつもの本を書かれています。迷わずにネットで、「母なる大地」を買い、私たちは、有史以来、面々と引き継がれてきた命であることを、教えてもらいました。


 それから畑で、偶然に絶滅危惧種である青い蜂ルリモンハナバチを撮影することができ、更に美しい地球を失いたくないと思い、畑にわざと草花を残しました。それから蝶を写真に撮るようになりました。先日NHKの「こころの時代」の再放送で「震災後改めて問われる人間と自然」と言う中村桂子さんのインタビュウーをたまたま見ました。


 全く同じ名前の桂子さんです。最初は、ダブって見ていました。同じように生命科学の分野で活躍されています。私は、ちょうどその頃、「日本人はるかな旅」マンモスハンターシベリアからの旅立ちを読んでいて、最近のDNA分析に興味を持っていました。


 何気なく聞いていると生命は、機械と同じようにゲノム解析をして、組み立てられたものでなく、38億年前は、ひとつの細胞でありそれが33億年海水の中で、それぞれ多様な進化を遂げて、現在になったそうです。


 海から陸上に生物たちが上がり5億年が経ち、現在の生態系になったとのことでした。ということは、人間も上から目線でなく、いっちょに進化してきた生態系の一部なのです。この中村さんの生命誌科学館の中には、食草園があるそうで、幼虫が食べる植物を集めた庭が有り、様々な蝶が飛んできて、進化の道をたどってきた生き物たちが、他の生き物と、どのような関係を築きながら、命を繋いできたのか見つめているそうです。


 我が菜園と同じ状態です。ミツバが増えるとミツバの葉を食草としている蝶が、増えてきます。そんなことを身をもって感じられる里山では、山の際に生える植物を食草にしている蝶がいますが、その生活領域が、とても狭いことを知りました。


 またネギを作っているのですが、ねぎぼうずができてしまってそのまま放っておくと、そのネギの花が咲く時期は、蝶にとって、蜜を採集するのにいいのか、たくさんのアオスジアゲハ飛来しました。そしてその蝶も、増えました。


 山椒の木もあちこちに増えると、それを食草にするナミアゲハがやってきます。今までアゲハ蝶と読んでいたもののナミアゲハとキアゲハの二種類あることが、分かりよく似ているのにそれぞれ食草が違いました。山椒の木に止まるジョウビタキもよく飛来するようになりました。里山で家庭菜園をするようになり、


 これらのことを本より学ばないでも、経験でわかるようになりました。古代人もそうだったと思われます。何しろこの番組には、とても感銘を受けました。これらに対していろんな意見もありますが、それらの人の多くは、自分で体験されてないような気がします。そのようなことを体験すると、蝶の食草、幼虫の食草だとわかれば、たとえ雑草といえども残すようになりました。


まさや爺さんの贈り物   チョウトンボ

まさや爺さんの贈り物  山椒の木にきたナミアゲハ


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