マミヤ6オートマット | (た)のブログ

(た)のブログ

カメラとかギターとか。改造したり直したりするのは好きです。

最近、フィルムカメラがまた見直されているのでしょうか。
セミクラシックとでも言うべきマキナ67、蛇腹ではなくなったニューマミヤシックスやセブンなどが結構な高価格で取引されています。私の務める会社の部下にも大層な金額を支払ってこれらのカメラを購入したという者がいて驚かされました。
 
多少操作に注意が必要なことに目をつぶれば、スプリングカメラ全盛時代の高級機の方が小さくて安価でよいと思うのですけど。
 
そんなスプリングカメラの最高峰に位置する(と私が思っている)カメラがマミヤ6オートマットです。
 
マミヤ6オートマット(奥)、同オートマットII(手前)

 

さて、このカメラはオートマットというだけに自動巻き止め、セルフコッキングを搭載しており、それ以前のシャッターチャージや赤窓でのフィルムカウンター確認が不要なのは便利です。
 

独特のバックフォーカスはレンズではなくフィルム面を前後させてピントをあわせます。それゆえ、カメラをしっかりと構えたままフォーカスを調整することができます。
 
マミヤ6オートマットには二種類あり、D-Zuikoレンズがついたオートマットと、セコールレンズがついたオートマットIIです。
いずれもテッサータイプのレンズで現代でも実用になりますが、
当時のD-Zuikoは白濁するものが多く、マミヤ6も例外ではありません。
 
私のオートマットのレンズも若干曇っていたのですが、この間ジャンク品で入手したマミヤ6についていたセコールレンズに交換しています。
コレクションとしてはNGですが、やはり実用性能は大切です。
 
 
ついでにこの2台を並べて比較してみましょう。
私もあまり細かい違いを確認したことはありません。
 
左がオートマットIIですが、上から見た姿はほぼ同じです。
MAMIYAのロゴが違うことに初めて気づきました。
 
 
正面から。オートマットIIにはグリップ部にMAMIYAのロゴがあります。また、ファインダー枠が黒い感じがしますが、これは枠が大きいのだと思いこんでいましたが、内側がちょっと狭くなっているからでした。
 
 
オートマットIIはファインダーののぞき窓部分が大きくなっています。そのせいかわずかに背が高くなっていますが、2台を並べて比較してみないとわからない程度の差です。

 

 

オートマット、オートマットIIともに比較的安価に入手できますので、コンパクトなブローニーカメラで写真を撮ってみたい方は、マミヤ6も選択肢に入れていただきたいと思います。
 
不満点はボディにストラップ金具がないこと位、あとは使い手を考えたよく出来ているカメラです。