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株式会社 丸信 社長のブログ

株式会社丸信 代表取締役 平木洋二のブログ
包装資材販売、シール・ラベルの印刷、紙器印刷加工業を営む株式会社丸信の社長のブログです。

えっ!!

これだけ飲み食いして4000円!

 

夫婦二人でスパークリングワインを2本。小エビのサラダ、チョリソー、名物のミラノ風ドリア、ハンバーグ。まあまあ酔えたし、お腹も満たせた。

 

ここまで安くする必要があるのか?

このインフレ時代、他の飲食チェーンが積極的に値上げに動く中、我が道を行く低価格戦略。家族連れやカップルで満席だけど、利益出るのだろうか?以前も調べたが、直近の業績も調べてみよう。

 

サイゼリヤ社 2025年8月期第二四半期決算短信より平木作成

 

 

中国を中心とするアジアで稼ぐ構図は変わっていない。日本では1%に満たない営業利益がアジアでは10%以上の高収益だ。なぜアジアで高収益なのか?AIによれば

 

ーーーーーー以下AIが作成ーーーーーーー

サイゼリヤのアジア地域での高収益は、主に二つの要因によるものです。一つは、アジア市場における価格設定の柔軟性、もう一つは、高品質な料理を低価格で提供する戦略が受け入れられていることです。

具体的には、以下の理由が挙げられます。

  • サイゼリヤは、各地域の経済状況や物価水準に合わせて、価格を柔軟に設定しています。例えば、日本では低価格戦略を維持していますが、アジアの一部の地域では、日本よりも高い価格設定で販売し、利益を確保しています。

  • 高品質な低価格戦略:

    アジアでは、イタリアンレストランは一般的に高価格帯であることが多いですが、サイゼリヤは高品質な料理を低価格で提供することで、多くの消費者に受け入れられています。特に、中国では、高品質で低価格というサイゼリヤの戦略が、高い支持を得ています。

ーーーーーーAI作成ここまでーーーーーーー

 

つまり高品質とお得感が受け入れられており、多少の価格変動ではビクともせず人気なのだろう。私は日本でも思い切って値上げしてもアジア同様受け入れられるのではないかと思うのだ。

 仮に国内市場で期初に3%でも値上げしてたら、それでもジョリパなどの競合よりも随分安いので、ほぼ客数減らさずにそのまま売上増、粗利増、そして営業利益増になったのではないか?少なくとも20億くらいの増益になるんじゃないか(ごめんなさい、外食産業素人の浅知恵です)しかし、ご批判を恐れずに申し上げるなら、先日の勘定が仮に4500円、いや5000円でも私は「お得」と判定したと思う。

 

 京セラの故・稲盛名誉会長は常々「値決めは経営」と仰っていた。一方で「価格は市場競争で決まる」「顧客が満足して買ってくれる一番高い値段で売れ」とも。人件費、原材料、副資材、電気代等が漸次上がり続ける中で、どう客数を落とさず価格転嫁していくかが直近では最大の経営課題だ。営業職時代の経験で言えば、買って頂けるギリギリ高い値段で見積出すのは勇気が要る。何よりも失注は避けたい。京セラさんなら高い技術力に支えられ高価格を維持できるが、コモディティ化した製品やサービスしか提供できないと同業との競争もある中、産業スパイでも雇わない限り、安全な低価格に甘んじざるをえない。

 

 先日、与党は選挙公約で2030年までに国民の年収を100万UPすると発表した。これは現状の120%以上であり、毎年4%程度の賃上げが必要だ。「する」と言っても政府にやれることは最低賃金の引き上げと補助金の要件に賃上げを義務付けることぐらいだが、これに反対するのは中小企業の経営者とその所属団体ぐらいだろう。国民は給料上がる方が嬉しい。大企業は最低賃金とは無縁だし、庶民の購買力が上がる方が嬉しいはずだ。

 

弊社でも給与UPを求める声は強い。しかし本来は高収益化とセットでなければ実現できない。それでも歯を食いしばって先行して、年間休日も増やし、賃上げを実施し、新規採用も続けたことで人件費は膨らんだ。中小企業にしては手厚い福利厚生や退職金の引き当て負担も大きい。さらに空前の大型投資を断行したことで3期連続減益となってしまい営業利益率も業界の平均程度と苦しい所である。同業で超優秀な経営者も積極投資による償却負担が重荷でなかなか利益率が上がらず、EBITDA(≒営業利益+減価償却)で評価して欲しいと講演で話していたが、、、気持ち分かるー、いっそ新たな指標、

 

営業利益+減価償却費+人件費増加額

 

で評価してもらいたいものだ。そりゃ無理か、

 

前述したサイゼリヤさんは価値を認められているからこそアジアではフレキシブルな価格設定ができてると学んだ。

 

つまり結論はお客様への提供価値を上げ続けるしかない。今後も五月雨式に続く、製造原価の上昇を認めてもらいやすく、製品の品質やデザイン、生産性、納期そして付加サービスを磨き続けるしかないのだ。提供価値も上げられず、価格転嫁だけをお願いしてたら他社に相見積もりとられて最悪失注するだけだ。

 

我が国は幸いにして、戦時下ではない、突然ミサイルやドローン兵器が飛んでくこともない。それを思えば贅沢病なのかも。先人の恩恵に感謝しつつ、やるべき努力を続けたい。

 

世界が平和でありますように