株式会社 丸信 社長のブログ

株式会社 丸信 社長のブログ

株式会社丸信 代表取締役 平木洋二のブログ
包装資材販売、シール・ラベルの印刷、紙器印刷加工業を営む株式会社丸信の社長のブログです。

TV番組で三洋電機の従業員さんのその後の人生が特集されていた。

ピーク時は売上2兆円、従業員数も10万人以上いた、かつての家電大手。

古いご家庭にはまだSANYOブランドの家電製品の一つや二つはあるのではないか。(つい先日まで我が家にもあった)

 度重なる品質問題や不祥事もあり経営が苦しくなり、2011年にパナソニックの完全子会社となった。

 

なんと全従業員の9割がリストラされたらしい。

 

P社も酷い事をするもんだ、、

大学の同級生のT君が就職したはずだ。高校の同級生で秀才だったN君もこの会社で研究開発をしていると同窓会で名刺もらった記憶がある。

 

彼らは今頃どうしているのだろう。

 

今は東芝も揺れている。東芝に大学のサークルのN先輩が就職したはずだ。しかしここ数年の低調で多くの事業を既に手放しているので今はどこにおられるのか分からない。

 

一昨年、大学の同じ学科の有志10名くらいが東京で集まったが、50歳で同窓会に来るのは比較的幸せなメンバーだ。理系なのでメーカーが多い、高校教師もいた。それぞれ活躍中。

 就職当時は不本意な就職となったが、地道に努力し、今は会社も本人も絶好調というH君みたいな子もいる。私も就活が遅れ、皆のような大企業には就職できなかったが、厳しい会社で鍛えられたことが幸いした。

 

大手メーカーは事業単位の切り離しは頻繁だし、三洋電機以外の大手企業でも今は社名がない企業も結構ある。

今、大企業では退職勧奨と言う名のリストラが盛んらしい。

当然ながら身近な、構造的不況業種の印刷業、印刷業を顧客とする企業でのリストラの話を多く聞いている。止むを得まい。

しかし、そんな業界にあってもリストラとは全く無縁で活躍している人もいる。

 

3月に開催した会社説明会では、若い社員さんのアドバイスを受けて、

長期連続増収など弊社の安定性を強く謳った。学生さんには将来の不安の少ない安定した企業に行きたいというニーズが根強いらしい。

 

しかし、20年後、30年後も安泰と言える企業などあるのだろうか。

あのトヨタでさえPER12倍、PBR1.1倍程度だ。

市場から将来を期待されていない。

 

安定を求めるだけなら公務員一択だろう。

教師は今不人気で倍率落ちてるみたいだし。

今からでも遅くない、今年ダメでも浪人して来年受験すれば良い。

 

2兆円の企業でさえ消えて無くなる時代に、たかが100億にも満たない企業など大海の小舟同然だ。

 

この歳になると分かる。

例え、どんな大企業に就職したとしても、生き残るのは地道に努力し、実力をつけた人だけだ。 

 ジャパネットの高田会長は昨年拝聴した講演で、

「希望する大学や会社ではなかったが、ご縁があって入学させてもらった大学、拾ってもらった会社がそれぞれ自分にとってはベストな大学、ベストな会社なのだと思って頑張ってきたから今の自分がある」

と仰っていた。

 あの京セラの稲盛名誉会長も大学受験は失敗し、仕方なく入った鹿児島大学で努力したが、就職先が見つからず、ヤクザになることも考えた。教授の紹介で、なんとか倒産寸前の会社に就職。給料は遅配し、組合活動が盛んになるなか、一心不乱にセラミックの研究開発に打ち込んだから今があると仰っている。

 

どこに就職するかより、縁のあった会社でどう頑張るかの方がずっとずっと大事なのだと思う。

だから希望する会社に入れなくたって全く悲観することはない。

 

給料以下の稼ぎしかない扶養家族のうちから伝家の宝刀の如く

「ワークライフバランス」や「働き方改革」を振り回し、世間の風潮に流されて努力を怠れば、そのツケは将来の自分が払うことになるよ。

 

うちは役所ではありません。

なので倒産することだってありますと学生さんには正直に伝えるべきだ。ただ、この時代、どこに就職しても20年、30年先まで安泰ではない。

仮に会社が倒産しても、頑張っていた人は「引く手あまた」になる。

困ることにはならない。

 

とは言え、希望の会社に就職したいはずだ。

なので今は就活を精一杯頑張って欲しい。

遅い人でも夏には終わる。

 

今週から来春入社の新卒の社長面接が始まったが、遠い久留米まで来てもらった学生さんには心から感謝したい。