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ぱちここと柏木むつきです。
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先日の13日(月)、
以前勤務していた中学校の同窓会に招待され、出席してきました。
5年前中学3年生だった子どもたちが二十歳に。
養護教諭ですから、
担任は持ちませんでしたが、
3年間関わってきた大好きな教え子たちの晴れの日。
幸せな幸せな時間を過ごさせてもらいました。
もしも私が「養護教諭」という肩書きにこだわって、
「養護教諭としての私」としてでしか関わっていなかったら、
きっとこんな日は訪れなかったかもしれない、と思います。
もちろん、
彼らに対して沢山反省することもあるけれど。
それは、
養護教諭としての職務を放棄することではなく、
養護教諭としての職務を軽視することでもなく。
そういうことではなくて、
「養護教諭」という肩書きに固執するあまりに、
「人対人」の関わりを避けてしまうというのは、
とってももったいないことなんじゃないかな…ということが言いたいのです。
「養護教諭」という“仮面”をかぶって、
「自分」を隠しながら子どもたちと、
マニュアルに書かれた「正解」の関わりだけを構築しようとする。
それが「自分にとっての正解」だと、
自分を苦しめて犠牲にしながらの子どもたちの関わりが、
果たして自分にとっても子どもたちにとっても幸せなことなのか、と。
私自身は、
成人式後の同窓会に呼ばれるたびに、
「この子たちに私は成長させてもらったなぁ」
と感謝の気持ちでいっぱいになります。
私が無意識に着けていた“仮面”をべりべりと剥がされ、
生身の人間として向き合うことを迫ってきた教え子たち。
それは、
教え子たちが「人」として向き合ってくれたおかげでもあり、
私の中の「観」を揺さぶるほどの出会いをしてくれたおかげでもあります。
養護教諭の役割とは何なのか。
それ以前に、
「私」がこの学校にいることはどういうことなのか。
そんなことを考えさせてくれた教え子たちには、
感謝の気持ちしかない。
今私が、こうやって大学院に進学し、
YOUKYOUカフェを立ち上げ、
SNSで発信することができているのも、
この子たちとの出会いのおかげ。
それは、
勤務していた当時に目先にあった「効果」以上の
大きな大きなギフトだと。
そんな風に思います。
「この子たちからもらった恩を送りたい」
「そんな風に恩を送る教育を発信していきたい」
改めて自分が抱いている「想い」に気づかせてもらった同窓会でした。
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