"奥行き"を知ると見えてくるもの。 | 「自分のままで“養護教諭”になる」YOUKYOUカフェ・柏木むつき

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10月のYOUKYOUカフェで

話題になったこと、

印象に残ったエピソードなどを

書きたいと思っていましたが。

 

今日の出来事で

感じたことを書き留めておきたいな、と。

 

今日は、朝から税務署で

「確定申告説明会」でした。

 

YOUKYOUカフェは、

「YOUKYOUカフェ」という屋号のもとに

事業として展開していますので、

私一応、個人事業主なのですよね…。

 

説明会では

様々な事業の「経営」について

知りました。

 

たとえば、

誰もが一度はお世話になったことのある

飲食店。

 

普段よく食べているランチの価格帯って、

三ツ星レストランでなければ、

大体数百円~数千円。

昔は、

「え、これで○○円…??高くない?」

とか思ったことも沢山あります。

 

でも、今日説明会で、

記帳のつけ方などを知って思ったんです。

 

飲食店を個人で開業するには、

まずは当然ながら

「店舗」が必要で。

家賃なのか、購入なのかはわからないけれど、

ドーンと出費して。

 

その後は、

キッチン回りの整備や

机・椅子などの家具。

レジやボード、

食器やインテリア、制服なども準備して。

最初に沢山投資されるのですよね。

 

そして、

いざオープンしても、

食材の調達

(余ったらまかないか、

廃棄だからその分のコストも考えて)

光熱費、人件費、

その他広告費用なども必要で…。

 

税理士さんも、

「個人事業主さんの一年目は

赤字になる人が多いと思います。

数年かけて、

プラスにされていきますよね?」

と当然のようにおっしゃっていました。

(自分だけじゃなくてホッとした…)

 

 

私は特に公務員だったこともあってか、

売上とか利益とかそういったものに

全く無頓着で生きてきました。

でも、今日思ったんです。

 

物事には"奥行き"がある

ということ。

 

説明会の後に入った

小さなお蕎麦屋さん。

一体「経費」はいくらかかっていて、

この人の手元に残るお金は

おいくらなんだろう…。

お蕎麦屋さんを何年も続けていくためには、

「利益」がないと回らないはず。

私はランチで850円のお蕎麦を食べたけれど、

もしかして、

この価格設定はギリギリだったりして…。

 

そんなことを考えていたら、

働いていた時のことを思い出しました。

利益とか売上とはまた違う視点だけれど。

 

 

保健室に来た生徒。

目の前にいる生徒の"奥行き"を知ることで、

養護教諭 対 生徒

の関係を超えて、

人 対 人

として関わることができるようになったなぁと。

 

目の前にいる生徒は、

ただ「お腹が痛い生徒」かもしれないけれど、

今、目の前にいる状態が

「お腹が痛い」だけであって、

沢山の"顔"を持っています。

沢山の"背景"があります。

そんな"奥行き"に想いを馳せることで、

たとえ、

「お腹が痛いのを治すことは不可能」でも

誠実に向き合って、寄り添うことはできる。

 

 

"奥行き"に想いを馳せることが、

"プライスレス"な"プライス"を

感じることなのだろう、と。

 

 

 

個人事業主になったからこそ

分かること。

個人事業主になったからこそ

見えること。

一つの経験でこんなにも

人生に深みを与えてくれるなら、

やっぱり、

どんなことも経験するのが

より自分らしく生きるヒントに繋がるのかな。

 

 

 

 

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