ただ、ここに書いてあることは、全員に当てはまるというわけではないので、あらかじめご了承を。
まず毎日運動していてもやせない、ということは・・・
ひとことにまとめると、食べすぎが考えられる。よく、「食べていないのに」という声もきくが、食べている食べていないの個人基準がわからないから難しいこともあるが、自分の基礎代謝、安静時代謝、食事を消化するときの代謝、活動時の代謝など消費エネルギーを上回る摂取の仕方をしていることが考えられる。もうひとつ、同じ栄養素を摂りすぎていることも考えられる。
特に普段から筋肉を使わない人は、年齢を重ねるにあわせて代謝量も減るということを、いつも頭の片隅に入れておくべきだと思う。
一番いいとは言わないが、やはり筋力トレーニング（筋肉を使うトレーニング）はすべきでしょうね。特に基礎代謝を高めるには、筋量を増やすトレーニングが必要。量を増やすということは、トレーニング時の負荷もそこそこ増やさないといけない。「そこそこ」というのがミソ。いろいろな説があるが、その諸説全部ひっくるめると、大体「１０～１３回くらい」を繰り返したときにかなりきつく感じるような設定にしましょう、ということ。くらいとしたのは、そこまで厳密にしなくていいですよ、ということ。それを休憩に約１分程度休んでもう１セット実施。いけそうな人は計３セット。
でも全身の筋肉にこんなことしてたら、ほんとイヤになると思うので、体幹や脚などの大きな筋肉だけでもＯＫ。
あとはいつも同じ運動（同じ刺激）のトレーニングばかりをしないこと。カラダは慣れてしまうとエコ的活動をして消費のパターンが遅くなる。
もちろん有酸素運動も必要。これもよく聞く話だが「ラクな強度の運動を２０分以上」にこだわらないこと。これは脂肪分を燃やすためということで巷で一番耳にすること？かもしれないが、私のオススメは違う。
これまた、カンタンに言うと「やや強い運動を長くすること」。こんなこと書くと、同業者に否定されるかもしれないが、上記の「ラクな～以上」は確かに脂肪分は優先的に使われるかもしれないが、それだけであって、そんなに脂肪分が減るわけでもない。私もそうだが、少しでも早く痩せたいという人はこんなことしていたら、なかなか成果も出にくい。だから「やや強い」をオススメする。私がするときは、個人差を考慮して、強度設定は正しくしますよ。
もちろん、体力（筋力、心肺持久力）の不足している人や、運動を始めて間もない人、心臓や血管に異常があって医師に運動の許可を得ていない人は専門家に必ず確認してから始めるように。
要はあきるようでつまらないかもしれないトレーニングを、ガマンしながら欲求が満たされない食べ方をしないといけないということ。大変です。太るのはカンタンなのに。
