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自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション

インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ

 

 

梅雨真っ只中の日本列島ですが、今日は中休みといったところか全国的に晴れていますね。

 

関東地方では猛暑日予報となっているので注意が必要です。

 

 

また熱中症は気温だけではなく湿度も大きく影響してきます。

 

 

この表を見ると気温と湿度の組み合わせで熱中症リスクが一目瞭然です。

 

気温が低くても湿度が高いと熱中症のリスクが高まります。

 

 

これは昨夜の我が家の温湿度計。

 

 

屋外の気温は25℃と涼しかったのですが、湿度は約90%です(相対湿度)

 

涼しいからといって窓を開けて寝てると、屋内の環境は熱中症警戒レベルに達する可能性もあります。

 

 

また、睡眠時の快適な環境は温度26℃湿度50%と言われています。

 

 

上の画像では「エアコンの設定」となってますが、この数値に設定しても実際に部屋がその温湿度になるのは難しいでしょうね。

 

特に湿度50%というのはかなりハードルが高いです。

 

 

 

ちなみにこの日の我が家の寝室はというと、室温25.6℃湿度53%でした。

 

 

もちろん先日買い替えたエアコンの影響が大きいのですが、築50年越えの中古住宅でもある程度の断熱性と気密性を確保すればこのような快適な環境を作り出せるのです。

 

しかも真夏や真冬に不利と言われる第三種換気(外気を直接屋内に入れる)を採用しています。

 

無理に複雑な換気設備を導入しなくてもいい、ということです。

 

間取りにもよりますが、エアコン一台で不快な梅雨も余裕で乗り切れます。

 

 

⇩我が家の間取りはこちら⇩ 冬はエアコン2台稼働させることもあります

 

この時期は温度より湿度管理ですね、快適の質が全然変わってきます。

 

 

 

しかし解せないのは…

 

楽天ではこのようなアイテムが人気なのです。

 

 

一度はテレビCMなどで目にしたことがあると思いますが、気化熱を利用した扇風機(冷風機)

 

たしかに冷たい風を直接浴びたら涼しく感じるでしょう。

 

しかしそれと同時に空気中に水蒸気が放出されるので、密室空間で使えば間違いなく湿度が上がります。

 

広い部屋や屋外などで使う分にはよいのかもしれませんが、閉め切った狭い部屋で使うには注意が必要です。

 

 

しかし楽天市場での評価が高いのが気になります…

 

もしかしたら案外快適なのかも??

 

 

と、思ったら「レビュー記入でプレゼント♪」の文字が。

 

なるほどね…