
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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レッドシダーという木材をご存知でしょうか。
今から15年前くらいに内装材として大きなブームが到来しました。
天井にウエスタンレッドシダーを張るのが定番でしたね。
レッドシダーは幹の中心部が赤く、外側に近くなるほど白くなっていきます。
よってこのような濃淡が表れ、板張りの中でも特徴的な仕上がりになるのです。
当時の住宅雑誌を見るとほんとよく見かけましたね。
現在はブームが過ぎたとはいえ、オシャレ仕上げであることに変わりはありません。
ちなみにこのシェブロン張り(フレンチヘリンボーン)の天井もレッドシダーです。
先ほどと違って節ありで濃淡も控えめです。
なのでこれを見てもレッドシダーだと気付かない人も多いですね。
こちらの天井もレッドシダーですが、クリアオイル塗装の艶あり仕上げ。
艶があると重厚感が増します。
同じ樹種なのに、仕上げ方でこんなにも雰囲気が変わってくるんですよね。
そしてレッドシダーを内装に使うとこんな嬉しい特典が付いてきます。
それは消臭・防虫効果。
どれも評価が高いのでそれなりの効果あるのでしょうね。
無印でもこの手の商品見たような気がします。
ということは…
内装にレッドシダーを使えばお部屋の消臭・防虫が期待できるのかな?
樹液のタンニンオイルに防虫効果があるとのことですが、消臭の原理は…いまいちよくわからない。笑
でもトイレや玄関など(クローゼット内はちょっともったいない)臭いが気になる部屋の内装仕上げにレッドシダー、ありですね。
エコカラットよりも効果あったりして。笑
気を付けたいのは塗装ですね。
レッドシダーの表面をコーティングしてしまうような塗装は、消臭防虫効果などを弱める可能性が高いです。
オイル塗装も避けたほうがいいでしょう。
そうなるとやはり無塗装で天井仕上げに使うのが良いかもしれませんね。
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