一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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「築14年(平成20年)の中古住宅(32坪)を購入予定で部分的なリフォーム検討している」、というご相談。

 

 

その中古住宅というのは地域では有名なローコストメーカーが建てた住宅で、たしか当時の新築価格は1,200万(家本体)くらいだったような。

 

で、現在の中古住宅価格は700万(土地別)くらいとなっています。

 

 

 

築14年というのは実に微妙な築年数です…

 

 

先日も断熱について書きましたが、

 

 

平成11年に省エネ法が改正されているので、おそらくこの中古住宅の断熱レベルはこの基準を目安にされているものと思われます。

 

 

これから何十年と住む家ですので、本来であれば高断熱化したいのですが予算の都合もあり、内外装と設備だけのリフォームを考えておられました。

 

 

断熱改修して快適な居住空間にしたいけど、築年数が浅いと建物本体に予算を取られてそこまで手が回らない。

 

 

これが世に言う【築15年のジレンマ】です。

(私が勝手に言ってるだけ)

 

 

それならいっその事、築30~40年越えの物件をフルリノベーションしたほうが性能も新築並みに出来ますし、トータルコストも築15年住宅の部分リフォームとさほど変わらないはずです。

 

 

この説明をしましたら現在はフルリノベーションのほうも検討しているとのこと。

 

 

 

築浅で部分リフォームか、築40年越えでフルリノベか、

 

私なら後者です。