
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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ユニセフを通じて恵まれない子に栄養食をプレゼントしたら、可愛らしいポストカードが届きました。
たった数千円でも世界のどこかで誰かが救われてると思うと、不思議と心が満たされます。
ワケの分からない新興宗教に献金するより救われますね。
家が快適だと人生が快適。
人によっては人生の大半を家で過ごすことになると思います。
夏涼しくて冬暖かい家は快適。
当然です。
でも、それだけですか?
住宅の性能が重要なことは疑いようもありませんが、
本当にそれだけですか?
こんなことを言ってる人がいました。
「デザインは快適性に影響しないから無視していい。家は性能が全て。」
言いたいことは分からなくもないですが…
快適性=温熱環境 という固定観念があるのでしょう。
デザインやインテリアに全く興味がないのであれば、とことん性能を追求し予算の全てをそこにつぎ込むべきです。
でも「こんなインテリアに憧れるなあ」とか「こんなお家で暮らしてみたいなあ」とか、そんな希望があるのであればそれを我慢しないでください。
「私はこんな家に住みたくなかった…」
以前こんなことを言われました。
夫婦で家づくりに対する意見が合わずに、結局旦那さんのお気に入りの住宅会社で家を建てた奥さんの愚痴です。
旦那さんは性能を重視したのでしょうが、奥さんが家に求めるものはそうではなかった、という話です。
これは難しい問題です、価値観の話ですので。
だからこそ話合いが必要。
そこの旦那さん、
「家は性能が全てだ!デザインなんてどうでもいい!」
なんて頭ごなしに決めつけないでくださいね。
人間はそもそもそんな合理的な生き物ではないのですから。