一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

↓バックナンバーは各カテゴリーから↓

 

 

 

ようやく芝生が青々としてきました。

 

 

人工芝なら年中綺麗な緑なのですが、私は芝生が冬枯れして茶色くなっていくのも嫌いじゃないんですよね。

 

 

 

 

 

アディロンダックチェアの親子セット。

 

外壁が板張りでちょっと和な外観なので、普通は木製ベンチなど置きたくなるところですが…あえてアメリカンなアイテムを。

 

 

家に求めるものは人それぞれ違うと思いますが、私はやっぱり遊び心を忘れたくないですね。

 

 

 

 

土地は約100坪、板塀の向こう側は小川が流れる遊歩道で人通りも少なめです。

 

前面道路は袋小路の終点で交通量はほぼゼロ。

 

 

 

よってとても静かな環境で、洗濯物もガッツリ外に干してます。笑

 

 

 

 

 before

 

上からの写真ももっと残しておけばよかった…

 

これはもうキレイさっぱり庭の片付けも終わって、建物内部の解体を始めた頃です。

 

 

 

 before

 

これでしたからね…

 

0円(建物)とはいえ、誰がこんな状態の空き家を買うでしょうか…

 

でも、周辺環境もいいしリノベ次第ではかなり良くなる!と踏んだ私はどうしてもここが欲しかったのです。

 

 

 

こんな空き家でも実は先約が一組いたのですが、幸運なことにキャンセルしてくれました。

 

ちなみその方はリノベはせずに、このままの状態で住もうとしてたらしいです。

 

世の中いろんな考えの方がいますね…

 

 

 

 

「中古住宅や中古家具には味わいがあって良い!」

 

なんてことを言う人がたまにおられますが、私は全くそうは思いません。

 

 

そりゃ歴史的な古民家や伝統的で質の高い家具なんかはいいと思います。

 

 

しかし、新建材で作られた中古住宅や、どこの誰かが使ったか分からない量産家具に「味わい」なんてものは全く感じません。

 

 

空き家リノベはお得だから推奨しているだけです。

 

 

特に今はウッドショックで木材が高騰しているので、リノベの優位性が更に高くなってきました。

 

 

 

それだけに業者選びが重要になってきます。

 

 

 

数日前にとあるリノベ住宅の広告についてブログを書いたのですが

 

 


なんとそのリノベ工事に携わった方からメッセージが来ました。

 

 

偶然にもこのブログを読んで下さっている方で、

 

「ああ…批判するようなこと書いたから文句言われるかなあ…」と思ったら、

 

 

お礼を言われました。

 

 

この方がどのような立場でこの工事に携わっていたかまでは聞きませんでしたが、それはそれは酷い工事だったようです。

 

 

リノベ前は建物が大きく傾いており、とてもリノベして再販出来るような物件ではなかったことなど、細かく教えていただきました。

 

 

「業界の良くないところがギッシリ詰まった物件です」

 

 

工事に携わった人間として、建築会社に対して憤りを感じておられるようでした。

 

 

 

ちなみにこの物件はすでに購入者が決まっているようです。

 

 

 

残念ながらリノベ住宅に対するルールはまだまだ未制定で、中には今回紹介したような粗悪な物件があることも確かです。

 

国も空き家活用を推進するのはいいですけど、業界に任せっぱなしだとこのような物件が増えていきます。

 

 

結局最後に泣くのは「何も知らない」住宅購入者さんですから。

 

 

 

私もリノベを推奨する人間として、今後は情報発信の仕方には気を付けていきます。