一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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我が家の24時間換気は第三種です。
換気扇を24時間回し、自然給気口から外気を取り入れるという至ってシンプルな方式。
きっと多くの方が三種を採用しているではずです。
で、普段全く気にしていなかった自然給気口を2年ぶりにチェックしてみることに。
とんでもない汚れになっているのでしょうか…
カバーを開けるとフィルターが付いてるだけ、ほんとシンプルな構造です。
ではフィルターオープン!
え?
2年分でこんなもの??ってくらいの汚れ具合で拍子抜け。
きっと交通量など多い市街地ではもっと汚れるのかもしれませんね。
ダクト内も小さな羽虫が数匹お亡くなりになっている程度です。
これは給気口の外側。
以前、その隣にある照明に虫コナーズを吊るしていたので、そのおかげで給気口に虫が近寄らなかったのかもしれませんね。笑
フィルターは中性洗剤などで洗えばすぐに真っ白に。
これなら給気口のメンテは数年に一度くらいでよさそうです。
そして換気方法ですが、第一種熱交換換気を採用するハウスメーカーも増えてきました。
細かい説明は省きますが、省エネ性の高い換気方法です。
その代わりに初期コストと2~3ヶ月に一度のメンテが必要になります。
初期コストは仕方ないにしても、こんなに頻繁なメンテは…私には無理です。
しかもフィルターの汚れは虫の死骸など尋常ではありません。
いくら省エネとはいえ、こんなにもストレスが溜まる設備…導入は慎重に検討するべきです。
住宅の設備機器は出来るだけシンプルに。
私はそうあるべきだと思います。
機械に頼った省エネやエコには必ず裏がある。
メリットデメリットの両面をしっかり見ていく必要がありますね。
「暮らし方・住まい方」次第で、室内の温度や湿度、CO2濃度もある程度管理できます。
そうすることで寒い時期に「24時間換気の給気口を閉じても問題ないんだな」という結論を導き出せたりもします。
加湿器を使わずとも加湿出来たり、風呂にカビが生えにくくなったり。
住環境は設備機器に頼らずとも快適に出来るのです。