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一級建築士である私自ら設計&デザインした物件について書いてます。
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【施主支給】って言葉をご存じでしょうか?
一般的に家づくりにおける材料や器具などは、住宅会社が問屋などから仕入れてきます。
(厳密にはお客さんに代わって仕入れている、のほうが正しいでしょう)
しかし、お客さんの中には
「ネットで照明器具買ったので、これ付けてくださーい」
と、自ら家づくりに関する部材や器具などを、住宅会社に支給することがあります。
これを施主支給と呼ぶんですね。
おそらく多くの住宅会社は、ある程度OKにしていることと思います。
うちの会社も基本的にはOKです。
が、
施主支給にも限度というものがあります。
照明器具を1つ2つ持ち込むのは構いませんよ。
しかし、過去には給湯器を支給したいというかたも…
お気持ちはわかりますよ。
住宅会社の見積もりより、楽天で買ったほうが安いこともありますからね。笑
ポイントも考慮すると、6万円台で購入できる場合も…
アラウーノも6万円台。
もちろんどちらも設置工事は必要なんですが、この価格の1.5倍くらいで見積もりを出す住宅会社も多いはず。
お客さん的には
「え?ネットよりめちゃくちゃ高いんですけど…」
そうなりますよね。
住宅会社が問屋経由で仕入れると、ネットショップの価格には勝てないんですよ…
なので設備まで施主支給すると、コストカットできる場合も多いです。
しかしですね、良いことばかりでもないんですよ。
例えば支給した給湯器に不具合があった場合、販売店やメーカーに問い合わせるのはお客さん自身になります。
修理の依頼なども基本的には、お客さんからでしょうね
他にも、
支給したトイレを設置したら水漏れした。
この場合、器具に問題があるのか、施工に問題があるのか、責任の所在が分かりにくいこともあるのですよ。
そして住宅会社とモメることに…
なので設備機器などの施主支給は、あまりオススメしません。
住宅会社支給なら問題があっても、全て対応してくれますし保証も付いてるはずです。
施主支給はほどほどに。
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