足元から天井までの重いドアを開けると・・・
・・・この時初めて気付いた。
同じモチーフ。
たった今、後にしてきた「ペイマンション」と同じ系列か。
予約時にあちこちのホテルサイトで吟味して決めたはずなのに、
まったく気付かなかった自分にあきれた。
いや、好みなのである。
部屋に不満はまったくない。
しかし、何もタクシーで移動してまで同系列に宿泊せずとも。
一人、大笑いした。
部屋は幾分広い。
しかしバスルームの広さは、「ペイ」の半分以下であった。
文房具入れも、バスアメニティ入れも、まったく同様のモチーフ。
しかし、先ほどの「ペイ」のベルボーイは、行き先を告げても特別な反応はしなかったはずだ。
ホテルカードにも、パンフレットにも系列店を示すような内容はなかったし。
不思議だ。
こちらのスタッフに尋ねようとしたが、彼らは知らない、ということが中国では往々にしてあるので、
まあ、間違いないのだから、とやめておいた。