Chapelle Notre-Dame de la Médaille Miraculeuse | ぱあこ日記☆

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今年の春の旅ではパリへは3日ほどしか滞在しませんでした。

正直言いますと、昨年11月のパリでのテロ、そしてベルギーでのテロなどが相次ぎ、パリに長く滞在することについて少し臆病になっていたところもあります。

 

滞在を終えてみればなんのその、お天気に恵まれ、また普段より観光客が減っていた分、普段は長蛇の列をなしている美術館へもすいすい入れ、そしてパリの皆さんはいつも通り私に対して好意的に接して下さいました。

 

ただもしかしたら私は本当に幸運だったのかもしれません。というのも帰国後耳にしたニュースは、あり得ないパリの洪水やら、長期にわたるストライキやらだったのです。

 

私も過去の滞在では国鉄のストライキで足止めになったこともあります。嫌な思いをしたことが無いわけではありません。

 

でもやはりパリへ行きたい!フランスかぶれ、パリかぶれの私はパリではやりたいこと、行きたいところがたくさん!というわけで、パリでの私は朝から活動的でした。

 

 

 

前日の夜に買っておいたイチゴを朝食代わりに。フランスのイチゴは美味しいです。あ、でも勿論日本の高級イチゴにはかないませんね(笑)。

 

 

 

 

 

まずはパリへ行ったら必ず訪れたい場所へいきました。

Chapelle Notre-Dame de la Médaille Miraculeuse(奇跡のメダイユ教会)です。

 

 

 

1830年、修道女カタリナ・ラブレが夢の中でマリア様から「人々のために心を込めてメダルを作りなさい」というお告げを受けました。そのメダルを人々に配ったところ、当時パリで流行していたコレラが収束したという言い伝えがあります。

 

それ以降、メダルを手にした人に奇跡が起こる、幸福が訪れるということで「奇跡のメダイユ」が有名になり、今では世界中の方々がこの教会を訪れています。

 

 

 

私がここを初めて訪れたのは、私が初めてパリに行った時のこと。それは10年以上前のことです。教会の入口がとても分かりにくかったのでなかなかたどり着けず、もうあきらめかけていたとき、旦那さま(当時はまだ付き合っていただけですが)が発見してくれました。

あきらめの早い私と、根気強い旦那さま・・・対極的な私たちの構図は今も変化ありません。

 

 

 

中学高校時代にカトリックの学校に通っていた私は、キリスト教信者ではないものの、キリスト教の教えが心の中に染みついているところがあります。やはり多感な時期にそういった教育をうけたからでしょうか。

 

今ではこの教会もすっかり有名になり、訪れている人の数も大変多くなりましたが、私が初めて訪れたときはとても静かな教会でした。そのとき、日本から来たことを知った教会のシスターが、わざわざ日本人のシスターを呼びに行って下さり、そのシスターとお話しすることが出来たという良い思い出があります。感激した私は、なんとその翌日もこの教会を訪れ、シスターとお話をしました。私の仕事について、「人のためになる大切なお仕事ですね。頑張ってくださいね。」と、シスターに優しくお話しして頂いたことは今でも心の中に残っています。

 

最近ここを訪れて、ひとつ残念なことがあります。それはこの教会が有名になりすぎ、メダルの売り場がとても混み合ってしまっているところ。しかもきちんと並ばず、横入りする人までいました。神様に仕えるシスターたちが販売をなさっている場で、そんな不作法なことがあっていいのでしょうか。

 

また、このメダルは大変良心的な価格で販売されているにも関わらす゛、このメダル自体や、メダルを用いたアクセサリーを高価な価格で転売しているのをインターネットなどで目にすると、とても悲しい気持ちになってしまいます。

 

10年ほど前にこの教会を訪れた私は、その後結婚もし、仕事も継続中。その上多くの出会いに恵まれています。感謝の意味も込めて今回もいくつかメダルを買い、大切な人たちにプレゼントしました。

 

私の大切な場所です。