今日のよかったこと
以前から時々行っている近所の中国料理屋さんで野菜タンメンを食べていたら、ゲリラ豪雨・・・。地面をたたきつけるような雨に呆然としていたら、お店の中国人の女性が、「カサモッテル?」と聞いてくださり、持ってないと伝えたら、「カエルマデニヤンデナカッタラツカッテネ」と貸して下さいました。いつも挨拶くらいしかしない仲ですが、優しさに触れて感動しました。見習おう。
先日まで2022年の9月に行った青森の旅行記を書いておりましたが、ここで突然今年6月のフランス旅行記の続きに移ります。
つい先日、パリでのオリンピックが終わったばかりですが、このオリンピックを通じて、私はフランスが伝統を守りつつ、新しさと融合させて、エネルギー溢れる文化を作り上げていることを改めて感じました。そして私が長年愛するフランス文化、フランスの友人たちのことを勝手に誇りに思っております(笑)。6月の久しぶりのフランス旅でも、この国の良さを実感したところです。
ところで私が南仏アヴィニヨンでお世話になっている宿のマダム、アンヌは陶芸家なのです。
2019年に初めて南仏へ行った際、Airbnbでこの宿を見つけ、アンヌと知り合いました。フランス語勉強しながら、フランス文化を楽しもうとしている私にとても好感を持ってくださり、その後もずっと交流を続け、今回の再訪となりました。
そして今回アンヌから、「私の陶芸教室に遊びに来ない?」と誘われました。面白そうだから行くー!と言ったものの、「何か作りましょう。」と言われ、「えーーーっ?無理ー!」
でももう行くしかありません。
アンヌの家から徒歩で数分、アンヌが陶芸教室を行うスタジオに到着しました。
生徒さんたちに紹介してもらった後、いよいよ私も何かを作ることに。
「一番簡単なのにしてー」と頼んで、この写真の上にあるボウルを目指すことになりました。
まずは土をのばしていきます。両側に置いた細い板の厚みに広げていきます。
こちらがアンヌ。生徒さんの作品作りもサポートしながら、私の面倒も見てくれています。
ある程度広がったら、見本の型にかぶせて、水を付けながら型になじませて、
余計な土をカットして
型にピッタリと合わせます。
私の名前の頭文字、「み」とサインも入れて、この後ドライヤーで少し乾かしました。
生乾きの状態で、底になる部分を下にして、トントンとすれば、自立する予定だったのですが、乾かしすぎてもう無理・・・ということで、丸いポチを三か所につけて、ちゃんと固定できるようにしました。
そして今度は絵付け。こうなるとわかっていたら、何かしらデザインを考えてこられたかもしれませんが、とにかく成り行きまかせなので、何も考えられないまま、
なんとなくシマシマにすることに。なんだかスイカみたい。。。
ちなみに土ひ部分は焼くと白くなるということでしたが、一体どうなることやら・・・
そしてこの後、乾かして、焼いて、という作業はアンヌにお願いし、私はまたいつくか取りに来ることに。
教室の生徒さんのお嬢さんの名前を日本語で書いてほしいといわれ、超緊張しながら書いてみました。
喜んでくれて嬉しかったです。
教室の生徒さんたちは皆さん本当にお上手で、それぞれが自分がつくりたいものを自由に、楽しそうに、作ってらっしゃいました。この作品を作っていたマチルドさんは、大変な日本好きだそうで、こんな金魚の作品を作ってらっしゃいました。
それにしても今回の旅では、私が日本人と知ると、とても嬉しそうに、好感を持って話しかけてくださる方が多くて感激しました。フランス語勉強してきてよかったなぁ~。
そしてご覧ください!帰国して数週間後、アンヌが私の作品が焼きあがったと写真を送ってくれました。
なんだかそれなりに素敵じゃないですか?とっても嬉しいです~!!!
初めての陶芸体験がフランスだなんて想像もしていなかったけど、こんな体験をプレゼントしてくれたアンヌ、そして教室でいろいろとやさしくしてくださった方々に感謝です。