そしてふたたび楽友協会へ(トーンキュンストラー管弦楽団) | ぱあこ日記☆

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ぱあこのスイッチオフの時間

ウィーン到着初日に夢のようなコンサートの夜を過ごした「ウィーン楽友協会」。
http://ameblo.jp/pa-ko930/entry-12167627174.html


3日目の日曜の午後、またまたこちらを訪れました。






今回はこちら。佐渡裕さんが音楽監督をつとめておられるトーンキュンストラー管弦楽団(Tonkünstler Orchester)のコンサートのためにやってきたのです。

実は今回のウィーン旅行を思いついたのは、佐渡さんが楽友協会で指揮棒を振っておられるところを見たかったというのがきっかけでした。




トーンキュンストラー管弦楽団は、ウィーンを拠点とする世界最高峰のオーケストラほどの知名度はありませんが、大変歴史のあるオーケストラです。






今回も私は袖のボックス席。この席はただ椅子が並べてあるだけで狭いですが、大変見やすく、結果的にとてもよかったです。
そしてこの夜はこのボックス席の最前列をおさえていました。それで49ユーロ。価値があります。





こちらがこの夜のプログラムです。
ハイドンの「Le Soir」、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、そしてR・シュトラウスの「英雄の生涯」。





メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏したヴァイオリニストは、ドイツ出身のクリスチャン・テツラフさん。





ダイナミックでカッコいい演奏でした!


この演奏が終わった後、コンサートは休憩に入りました。その間隣のマダムとちょっとお話しをしたら、私が日本から佐渡さんの演奏を聴きに来たことに驚いた様子で、近くの席のお仲間のみなさんにそれを興奮気味に話していました。するとそのお仲間の中にも佐渡さんファンのオーストリア人の方がいらっしゃり、その後そのマダムととても盛り上がってしまいました。

彼女は佐渡さんが首席指揮者になられてからすでに3度コンサートにいらしているとのこと。「このオケは佐渡さんになってからとてもよくなったのよ」と話して下さり、とても嬉しくなりました。




全ての曲を演奏し終えた佐渡さんは充実感でいっぱいに見えました。

ところで楽友協会では写真撮影も自由にすることが出来ます。私が日本から来ていることを知った周りのみなさんは、私が写真を撮りやすいように、ちょっと身を引いてくださったりして協力してくださいました。


そして私が写真を上手く取れている様子を見て、とても微笑ましく思ってくださっている様子でしたので、私もなんだかとても有り難い、嬉しい気持ちになりました。




演奏が終わっても、その余韻に浸りながら席でぼーっとしたり、会場の写真を撮ったりしていたら、先ほどのマダムが私を呼びに来て下さり、「佐渡さんがホールでサインに応じてくれているわよ!」と教えてくださいました。そこで慌ててホールへ向かうと、そこには演奏を終えたばかりの佐渡さんが!





日本から佐渡さんの演奏を聴きに来ました!とお話しすると、「ありがとうー!」と笑顔で答えてくださいました。





この夜頂いたサイン。本当に良い思い出が出来ました。


かなりミーハーではありますが、自分が思い描いた夢が本当に実現できたことは本当に嬉しいことでした。
渾身の力を込めて指揮をしておられた佐渡さん。どこでも変わらぬ真摯な姿には心動かされます。