『アクトレス(原題:Sils Maria)』 | ぱあこ日記☆

ぱあこ日記☆

ぱあこのスイッチオフの時間

秋から冬にかけては私の中で映画ブームが起きます。
秋の夜長にまったりと一人で映画館で過ごすのは良いものです。気分が切り替えられるし、映画を観終わった後、ワインでも飲みながら余韻に浸るのもなかなか楽しいです。

私のお気に入りの映画館は、有楽町のヒューマントラストシネマ、そして角川シネマ。
どちらもヨーロッパの映画を中心に上映されている映画館です。
あまり良くないことかもしれませんがいつも空いているし(笑)、フランス好きの私にとっては興味深い映画が多いですし、TCGカードを作ればいつでも映画が安く観られるのでお勧めです。
入会金は1000円かかりますが、映画が1000円で観られる券をもらえ、当日から使える!というかなりお得なサービス。おすすめです。
http://www.ttcg.jp/member/



さて先週観た2本目の映画はこちら。『アクトレス(原題:Sils Maria)』
フランス人女優、ジュリエット・ビノシュの主演作品です。

フランス映画らしいエンディングにモヤモヤ感は多少残りましたが、エンドロールが流れる中、この映画の主題やテーマについて静かに考え、観てよかったなと思える映画でした。

スクリーンの中で輝く女優はその役を演じるため、その役柄の人格や生き方を必死に理解しようとしていること、その過程での苦しみなども描かれており、俳優業というのは精神的にも大変タフな仕事なのだとあらためて感じました。なかなか凡人にはできないことだと思います。

様々な年代、様々な役割を背負って生きている女性たち。
彼女たちはそこで必死にもがきながらも、精一杯自分らしく生きようとしていました。

私はどうだろうか。私は自分の今を受け入れているだろうか。
そんなことも考えた夜でした。


そして次に観たい映画はこちら↓



エコール・ド・パリの時代にパリで活躍した画家、藤田嗣治を描いた作品です。







東京映画祭にも出品されている作品だそうです。

藤田嗣治の作品は私が美術を鑑賞するのが好きになるきっかけを作ってくれました。
オダギリ・ジョーさんの演技も楽しみです。