さて、瀬戸センセーは、現在、残念ながら多くの誤解を受けております(もっとも、自業自得とも言えるのですが)。


 そして、瀬戸センセーにまつわる最も大きな誤解の一つは、せと弘幸blog『日本よ何処へ』が、よもや、瀬戸センセーの「個人的な政治信条や思いを綴るものであって、新風の方針とはまったく無関係なもの」であるということは、普通の人の感覚では想像もつかないことでしょう。確かに、8月17日のエントリー「行動する保守運動」の展望! 」には、そのように明確に書いてあります。


 でもね、瀬戸センセー、あなたは「新風副代表」なんですよ。まあ、瀬戸センセーが言うとおり板東義宣氏が代表代行としても、あなたは仮にも維新政党・新風のナンバー2なんですよ(下記も参照)。そんな人が、「新風の方針とはまったく無関係」とはどういうことでしょう?あなたは、新風の方針を作る役職にある人ではないですか?


 私が「麻生新総裁に期待するもの 」というエントリーがアップされたときにまず思ったのは、「まあ、今、選挙をすべきでないと言う主張は分かった。でも、近い将来に解散総選挙が行われる可能性が高い以上、維新政党・新風が総選挙にどう対処するか(すべきか)の個人的見解すら言及がないとは、何とおめでたい副代表だ」ということ。


 そして、「麻生政権を断固支持します! 」というエントリーがアップされたときに思ったのは、「おい、維新政党・新風は、次の衆議院選挙には候補を立てないなんて公式に発表してないのに、「解散となったら「麻生政権」の存続の為に、自民党を支援して民主党や他の野党と対決します」なんて書いていいのか?」ということです。


 新風副代表が「麻生政権を断固支持します」なんて発表するっていうのが、いかにトンデモナイかということを瀬戸センセーが分からないことが信じられない。例えば、民主党の鳩山さんや菅さんが、個人ブログで「このブログは、個人的な政治信条や思いを綴るものであって、民主党の方針とは全く関係ありません。ところで、私は、麻生政権を断固支持します」なんて書いたら、これはもう、大変な騒ぎになりますよ。


 瀬戸センセーがどう思おうが、世の中の人々は、瀬戸センセーの発言やブログで記載したことを「新風副代表が考えていること」って理解するに決まっています。この誤解を解くためになすべきことは唯一つ。

瀬戸センセーが新風副代表を辞すること

です。瀬戸センセーが新風副代表を辞任すれば、せと弘幸blog『日本よ何処へ』が、「個人的な政治信条や思いを綴るものであって、新風の方針とはまったく無関係なもの」であるということは、誰の目にも明確になるでしょう。


 でも、新風の次の党大会では瀬戸センセーに対して何らかの措置がなされるという噂もあるから、もう、副代表の座を失うのも時間の問題でしょうか?とはいえ、私は新風の党幹部にもいいたい。

瀬戸センセーにこんな好き勝手をやらせておいて、対処が遅すぎやしませんか?そんなトロい政党に政権を取らせたら、日本も終わりですよ。


 p.s. さて、維新政党・新風の党紹介のページ を見ると、代表の欄には「副代表が代行する」と書いてあって、副代表の欄には、板東義宣と瀬戸センセーの2名の記載があります。これを文言どおりに解釈すると、代表は、板東義宣と瀬戸センセーの2名で代行するということになりますが、果たしてどうなんでしょうか?


 さて、ネット上では、件の「内部告発」について様々な憶測がなされています。極論としては、「内部告発」の存在自体、瀬戸センセーのでっちあげなんていう意見もあるわけです(例えば、http://mauii.jp/mt/ を参照)。


 現時点の私の意見としては、「内部告発」は実際にあったけどガセネタに一票を入れたいと思います。前のエントリーで論じたとおり、この内部告発の内容には不自然な点が多いのですが、内部告発が瀬戸センセーにあったこと自体は本当ではないかと思っています。もちろん大した根拠はないのですが、私がこのような判断をした理由は、下記の2つです:

(1)瀬戸センセーが内部告発の内容として明らかにしていることには、かなり具体的なものも含まれているので、全てを脳内で想像したものとは考えにくい。

(2)7月29日の街宣の動画 や、8月24日の「政治と宗教のシンポジウム 」の動画を見ると、瀬戸センセーの態度が堂々としており、全てを嘘で塗り固めているような不安を感じ取れない。


 まあ、内部告発の存在の有無、及び内容の真偽については、おいおい、裁判で明らかになるでしょう*1)


 さて、この内部告発がガセネタとしたら、誰が、何のためにガセの内部告発をしたかが気になります。もちろん、ただのイタズラという可能性もあるわけですが、ガセの内部告発をした人物にも何らかの意図があったとみるのが普通でしょう。特に、宇留嶋氏が取材で得た情報 によれば、瀬戸センセーは、内部告発をした人物と直接に会っていると言っています(もちろん、嘘である可能性もありますが)。瀬戸センセーに直接に会うなんて、イタズラにしては手が込みすぎです。


 私、この内部告発は、全体として「朝木市議事件」について大騒ぎしてもらうように瀬戸センセーを誘導することを目的としているように思えて仕方がありません。即ち、内部告発の流れを追ってみると、(1)まず、現職警察官と名乗ることによって信用させ、この事件が自殺ではなく他殺だという確信を瀬戸センセーに抱かせた後、(2)次に、瀬戸センセーの関心を国民運動を盛り上げることに、即ち、検事が創価学会の信者であったことの不当性を世間に訴えることに誘導するという手順を踏んでいるように思えます。反創価の気持ちが強く、また、正義心を持った瀬戸センセーは、その誘導にまんまと乗ってしまったのではないかと。


 さて、皆さん、2008年7月、8月に「朝木市議事件」について大騒ぎが起こると都合がよかった人って、誰か心当たりありませんか?その人、この時期に別件で苦境に陥っていませんでしたっけ。これ以上のことは、妄想になってしまいますので、ここでは書けませんが・・・。各自、フェムトを感じ取ってください。


 *1) 元東村山警察署副署長の千葉英二氏が、「主権回復を目指す会」代表の西村修平氏を名誉毀損を理由として訴えた裁判。「ブログマガジン エアフォース」の該当ページ を参照


 このブログは、最初の主題を、「現職警察官の内部告発」にしようと考えていたのですが、幸か不幸か、この記事を書こうとしたときに「東村山ウォッチャー」の間で内部告発についての考察がブームになってしまいました。それどころか、かの宇留嶋氏のブログ「ブログマガジン エアフォース 」まで内部告発に言及することになってしまい、もう、現時点では3周遅れぐらいになってしまっています。


 とはいえ、私としては、ブームが始まる前から内部告発について考察してましたし、折角ここまで記事を書いてきましたので、気にせずに自分の考察を書いていくことにします。


 さて、この「現職警察官の内部告発」、ちょっと変だと思いませんか?以下では、内部告発についての疑問点を挙げていきましょうか。


(1)疑問点その1

 そもそも、なんで瀬戸センセーのところに内部告発しないといけないの?瀬戸センセーは、確かに、創価学会の追及もそれなりにしていましたが、瀬戸センセーの本流は、反共(特に、反中共)、国粋主義でしょうが。朝木市議事件に取り組み始めた頃(2008年7月1日頃)は、反創価活動は、それほど活発とはいえなかった。先のエントリーで考察したように、むしろ反創価ネタを探していたっていう状態。朝木市議事件については、それまでな~んにもやっていない。それなのに、内部告発者が告発先を瀬戸センセーのところに選ぶって、ちょっと考えにくい。普通に考えれば、遺族の直子タン*1)や、草の根会派の黒幕、矢野穂積市議に内部告発をするでしょう。まして、捜査に携わった現職警察官であれば、朝木直子市議や矢野穂積市議が、朝木明代市議の転落死は他殺であると主張していることを知っているでしょうから。


(2)疑問点その2

 内部告発者は、「瀬戸さんたちがこの運動を時効前に国民運動として盛り上げてくれるならば、われわれはその全貌を明らかにする用意がある」なんて言ってますけど、国民運動を盛り上げるのなら瀬戸センセーにもっと重要な情報を提供しないとだめでしょうが。 国民運動を盛り上げるためには、未知の重要な情報を公開することが不可欠。でも、瀬戸センセーは、内部告発があったってこと以外は、未知の重大な情報なんて何も出さない。瀬戸センセーから出てくるのは、すでに一度裁判所での審理の対象になったものばかり。こんなプアな証拠じゃ全然だめでしょう。結局、未知の重大な情報なんて内部告発者から何ももらってないんじゃない?10月23日まで何も重大な情報が公開されないので、そう判断させて頂きました。


 それに、内部告発者が決定的な証拠を握っているのであれば、直子タン*1)にそれを渡して告訴をすることが、検察に再捜査を促すにも、この事件を国民運動として盛り上げたりするのに最も有効だと思いません?瀬戸センセーが嫌いなマスゴミには警察・検察番の記者がいて、彼らだって、それなりに仕事しているんですよ。

 え、世論が盛り上がらないと検察はまじめに捜査しない?あのねー、検察は、告発や告訴があったら、捜査を尽くす法律上の義務があるんですよ(刑事訴訟法242条)。「こんな内容の告訴(告発)をしたのに検察がまじめに捜査しない!」って大騒ぎするのが最も国民運動を盛り上げるのに有効だと思いません?


 ついでに言えば、検察が不起訴にしても検察審査会に不服を申し立てればいいでしょうが。検察審査会の審査員を創価学会の信者で揃えるのは不可能。何せ、選挙権がある国民から抽選で選ばれるんだから。


(3)疑問点その3

 「創価学会の信者と見られる検察官からの捜査打ち切り」って、ちょっと待て。警察と検察は、基本的には独立した機関でしょうが。そりゃ、法律上は検察の優位性が認められるけど、検察が警察に無理やり捜査の打ち切りをさせるって、検察庁が警視庁に喧嘩売るってことですぜ。こんなこと、件の検事一人の独断でできることじゃないでしょうが。警視総監から捜査打ち切りって指示が来れば(警視庁の)警察官は捜査を打ち切りにするでしょうが、別組織の検察官が個別の捜査に介入なんて通常の実務ではありえない。


 他にも、細かい疑問点は色々あるかな?他にも思いついたら、追記します。


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 瀬戸センセーは、内部告発について変だと思わなかったんですかね。自分のところに重大な内部告発があった(と錯覚した)から舞い上がっちゃったんじゃないですかねー。もう少し、瀬戸センセーは、自分について客観的に見えるようになって欲しいです。

瀬戸センセーは、まだそこまでの大人物じゃありませんから。

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*1) 朝木直子市議のこと。個人的には、朝木直子市議は、ビジュアル的に好みな感じなので、C.I.Lのおはらんのいうようなキ○○○バ○ア(検閲削除)ではなく、むしろ、「直子タン」がふさわしいかと。

 




 

 さて、多くの人は誤解しているかもしれませんが、私は、声を大にしていいたい。


瀬戸センセーは、首尾一貫していた!

(ただし、とりあえず朝木市議事件限定)


 瀬戸センセーは、最初から、警察が犯人を特定していたということは知らされていても、それ以上のことは知らないことをちゃんと匂わせているではありませんか。え、本当かって。


 もう一度、振り返ってみましょう。

 瀬戸センセーは、ちゃんと、内部告発者の言葉を次のように述べているじゃありませんか。


「だから、瀬戸さんたちがこの運動を時効前に国民運動として盛り上げてくれるならば、われわれはその全貌を明らかにする用意がある」


 この言葉から分かるように、瀬戸センセーは、事件の全貌を内部告発者から教えてもらっていないんですよ。


 7月29日の街宣の時から瀬戸センセーが考えていることは、この事件を「国民運動」として盛り上げることだけ。ですから、一生懸命、 「あなた方は、この事件を創価学会の検事が担当したことに、何の疑問を抱かないのですか?」とか、「この事件を風化させてはいけない」とか言って、「国民運動」を盛り上げるようとしていたんですよ。 瀬戸センセー的には、

「決定的な証拠を持っているのなら早く告発しろ」

なんて、勘違いもいいところ。でもね、私も瀬戸センセーに言いたい。


現職警察官の内部告発があったって言われたら、

犯人を特定する情報ぐらいは握っていると普通の

人は思うだろ!


 瀬戸センセーが明らかにした「内部告発」は、本当に罪深い。

 でもね、この「内部告発」には、まだまだ罪深いところがあるのでございます。



 残念ながら、瀬戸センセーは、現時点(2008年10月21日現在)において内部告発について詳細を明らかにしていません。したがって、現状では、内部告発の真偽について(瀬戸センセー以外の)誰も正確には判断できません。


 これだけでも由々しきことですが、瀬戸センセーは、内部告発の内容を小出しにしたことによって、多くの人に(特に、東村山ウォッチャーに)大きな誤解を与えてしまったのです。


 即ち、瀬戸センセーは、要望書を東京地検八王子支部に提出した日(7月29日)に、次のように述べています。


 動画はここ

 私がなぜこの問題を今回取り上げるか。その最大の理由はですね、これは現職の警察官が私に内部告発をしたからであります。これは今日、初めて明らかにします。現職の警察官は、「自分たちは犯人を特定した」と。「3名であった」と。「しかし、検察側からの圧力があって捜査を断念せざるを得なかった」と、そういうふうにはっきりと述べました。

「だから、瀬戸さんたちがこの運動を時効前に国民運動として盛り上げてくれるならば、われわれはその全貌を明らかにする用意がある」と、こういうふうにはっきりと断言したのであります。


 加えて、要望書を東京地検八王子支部に提出した次の日(7月30日)、内部告発の内容に関してブログで次のように言及しました。


7月30日 創価学会が蔓延る八王子駅前で街宣敢行!
 私は思想的立場が異なる『東村山市民新聞』関係者や、このようなことを調査してきたとするジャーナリスト達とはまったく異なるルートから、これが単なる自殺などではなく、殺人事件であるとの確証を得た。
 「私が何故、この事件を取り上げてこのような訴えに立ち上がったのか?」
 「それは内部告発です。現職の警察官から、この事件をこのままにしておくことは出来ない。これは自殺などではなく殺人事件であり、3人の犯人と思われる人物の特定もなされていました」
 「しかるに、創価学会の信者と見られる検察官からの捜査打ち切りによって、真相は闇の中へと閉じ込められたのです。瀬戸さんたちがこの問題に火をつけて下さい。騒ぎが大きくなれば、隠された真相はやがて明らかになるでしょう」
 「もう、時効まで2年と迫っています。頑張って下さい。社会の巨悪を眠らせてはいけない。我々も協力します」
 私が100%の確信をもって今回この事件を取り上げ、そして検察庁への捜査のやり直しを要望する理由はこの点であります。
 捜査にタッチした当時の警察官の中から、この事件の曖昧な決着を許さない―という声が出始めた。であるからこそ、立ち上がったのです。ここまでご説明すれば、私が告発を続ける地元の市民団体と連絡を取らずとも、この問題を取り上げた理由については理解いただけるものと思います。


 この段階で、現職の警察官の内部告発の内容として明らかになっている事項をまとめれば、下記のとおりになるでしょう。


(1)警察は、3人の犯人と思われる人物を特定していた。

(2)創価学会の信者と見られる検察官の捜査指揮により、捜査が打ち切られた。

(3)内部告発者は、国民運動が盛り上がれば全貌を明らかにするし、また、そうなれば、隠された真相も明らかになっていく。


 さて、(私を含む)東村山ウォッチャーがこれらの中で最も注目したのは、もちろん、(1)の警察が「3人の犯人と思われる人物を特定していた」ということです。加えて、多くの人は、瀬戸センセーが、3人の犯人と思われる人物が誰であるかを知っていたと考えていました。後に「決定的な証拠を持っているのに、何を愚図愚図しているんだ!」という批判を浴びたのは、そのせいです。


 しかし、瀬戸センセーは、実は、(2)、(3)のほうを重視していたのでした・・・。