残念ながら、瀬戸センセーは、現時点(2008年10月21日現在)において内部告発について詳細を明らかにしていません。したがって、現状では、内部告発の真偽について(瀬戸センセー以外の)誰も正確には判断できません。


 これだけでも由々しきことですが、瀬戸センセーは、内部告発の内容を小出しにしたことによって、多くの人に(特に、東村山ウォッチャーに)大きな誤解を与えてしまったのです。


 即ち、瀬戸センセーは、要望書を東京地検八王子支部に提出した日(7月29日)に、次のように述べています。


 動画はここ

 私がなぜこの問題を今回取り上げるか。その最大の理由はですね、これは現職の警察官が私に内部告発をしたからであります。これは今日、初めて明らかにします。現職の警察官は、「自分たちは犯人を特定した」と。「3名であった」と。「しかし、検察側からの圧力があって捜査を断念せざるを得なかった」と、そういうふうにはっきりと述べました。

「だから、瀬戸さんたちがこの運動を時効前に国民運動として盛り上げてくれるならば、われわれはその全貌を明らかにする用意がある」と、こういうふうにはっきりと断言したのであります。


 加えて、要望書を東京地検八王子支部に提出した次の日(7月30日)、内部告発の内容に関してブログで次のように言及しました。


7月30日 創価学会が蔓延る八王子駅前で街宣敢行!
 私は思想的立場が異なる『東村山市民新聞』関係者や、このようなことを調査してきたとするジャーナリスト達とはまったく異なるルートから、これが単なる自殺などではなく、殺人事件であるとの確証を得た。
 「私が何故、この事件を取り上げてこのような訴えに立ち上がったのか?」
 「それは内部告発です。現職の警察官から、この事件をこのままにしておくことは出来ない。これは自殺などではなく殺人事件であり、3人の犯人と思われる人物の特定もなされていました」
 「しかるに、創価学会の信者と見られる検察官からの捜査打ち切りによって、真相は闇の中へと閉じ込められたのです。瀬戸さんたちがこの問題に火をつけて下さい。騒ぎが大きくなれば、隠された真相はやがて明らかになるでしょう」
 「もう、時効まで2年と迫っています。頑張って下さい。社会の巨悪を眠らせてはいけない。我々も協力します」
 私が100%の確信をもって今回この事件を取り上げ、そして検察庁への捜査のやり直しを要望する理由はこの点であります。
 捜査にタッチした当時の警察官の中から、この事件の曖昧な決着を許さない―という声が出始めた。であるからこそ、立ち上がったのです。ここまでご説明すれば、私が告発を続ける地元の市民団体と連絡を取らずとも、この問題を取り上げた理由については理解いただけるものと思います。


 この段階で、現職の警察官の内部告発の内容として明らかになっている事項をまとめれば、下記のとおりになるでしょう。


(1)警察は、3人の犯人と思われる人物を特定していた。

(2)創価学会の信者と見られる検察官の捜査指揮により、捜査が打ち切られた。

(3)内部告発者は、国民運動が盛り上がれば全貌を明らかにするし、また、そうなれば、隠された真相も明らかになっていく。


 さて、(私を含む)東村山ウォッチャーがこれらの中で最も注目したのは、もちろん、(1)の警察が「3人の犯人と思われる人物を特定していた」ということです。加えて、多くの人は、瀬戸センセーが、3人の犯人と思われる人物が誰であるかを知っていたと考えていました。後に「決定的な証拠を持っているのに、何を愚図愚図しているんだ!」という批判を浴びたのは、そのせいです。


 しかし、瀬戸センセーは、実は、(2)、(3)のほうを重視していたのでした・・・。