山中湖のマリンスポーツもオフシーズンに入り、来シーズンに向けて

改修したいという依頼です。

 

昨年の様に内装全般

の他、オーニング、メーター周りの張り替え、保管時のカバーなど色々と

話を伺っています。

現在は塗装の塗り替えに入っているようです。

まずはオーニングの製作です。

このような折り畳み式のオーニングをヨット生地の定番のサンブレラの黒で

作り直します。

きれいに張った状態から型紙をとるのは難しそうなので、フレームパイプの形状を

型取りしました。 

 

そこから、3本のフレームの可動域を測ります。

そして、3Dソフト(ライノセラス)に打ち込みます。

その3本のフレーム間をオーニング幌部分としてロフトします。

この幌部分を平面展開したものをいたストレーターに書き出しして

縫い代、縫製合わせポイントを付け加えて、レーザー加工機でから型紙を作成しました。

元の幌に重ねてみてほぼ問題ないのを確認して、裁断~縫製します。
 

パイプ袋の裁断こばは20ミリのグログランテープ二つ折りでヘム巻きして補強します。

外周のこば補強は25ミリ幅のナイロンテープの二つ折りで巻いていきます。

船に乗せて張ってみないと、よくわかりませんね(苦笑)

このオーニング、必要ないとき、停留しているときに折りたたんで、

専用カバーがあります。

このカバーをテント用の今まで使ったことのない、大きなプラスチック務歯の2m長の

オープンファスナーで包みます。

元のガバーは1.8mのファスナーでしたが2mで20センチ長い部分はカバーを長くして

差し込み部分の端末を35mm程、あえてファスナー飛ぶ出すように縫い付けました。

これは、たるんだ幌部分を包みこむ装着時、スライダーの差し込み動作が困難なので

遊びをとってみました。

これで、両端末はぴったり絞ってあっても装着が楽になったと思います。

調子に乗ってちょっと絞りすぎたかもしれませんが、このような感じになりました。

内装の生地が決まったので色々と構想を聞きながら、次に操縦席の張り替えに

進みます。来シーズンまで、まだまだあるようですが簡単には終わらなさそうです(汗)

愛媛FCレディース所属の甲府商業のOG、深澤里沙選手がWEリーグが発足前のなでしこリーグからの通算出場記録を9月28日のホームゲームで366試合の

通算出場記録366試合を達成しました。

大記録達成のお祝いで何かプレゼントしようかとスパイクバッグを作ってみました。

本人に確認してもらったら、JEF時代の懐かしいサインだね(苦笑)

と言うことで、現在のサインを送ってもらいました。

早速、刺繍データの変換して、遠征バッグでもかさばらないサイズの

小さめサイズに型紙を修正しました。

愛媛FCと深澤選手の基礎を育んだトラベッソFCのチームカラーに合わせた

オレンジのパイピングにしてみました。

刺繍の図柄も色々作ってみたのですが、シンプルの方が良いとのことで

サイン以外の文字を簡素化しました。

せっかくなので、レガースなども入れることができるように、刺繍裏を隠すように

ネットポケットもつけてみました。

生地はスクールバックでも使用される丈夫な防水ナイロン生地を使用しました。

殺風景にならない様に内側の縫い代の隠しにオレンジのグログランテープを

巻いてみました。

黒い4Cファスナー用のスライダーが無くて色違いのスライダーを使用して

しまいましたが、これはこれで良いか…(苦笑)

シートの張り替え時に、このシートはどんなバイクのものですか?

って聞いても、知らないと思いますよ って言われました(苦笑)

それでもって尋ねると、MVアクスタ、ツーリズモベローチェって事です。

確かに聞いたことがなく調べてみました。

全くイメージできないまま、ドライバーとリアの分割タイプのシートを見ながら

張り替え方法の希望の打ち合わせをして、忘れないようマスキングテープでメモを残します。

バイクシートとしては邪道のようですがアルカンターラと同じウルトラスウェードの生地で写真のようなキルティイグとの希望です。

希望の画像のような微妙に異なるひし形が並ぶキルトパターを拾い出し、イラストレーター画面をラインで送りイメージの確認をしてもらいました。

リアシートのコブ部分、高周波でMV文字を版押ししてあるにしました。

テスト刺繍を確認してもらい微調整して生地に合わせ金糸を使うことにしました。

ここまで来て、キルティング&ステッチ糸を確認してもらうため、画像の提案糸サンプルを見てもらいました。

そして、もっとゴールド寄りの糸ということで、以前量産車で使用した太い5番糸で縫う事にしました。

細かい不規則なキルティングを1本ずつ手縫いしていきます。

少し痛い感じの乗り心地というのを聞いていたので高密度の8㎜厚のウレタンを芯にしたキルティングにしました。起伏感がはっきりしてムキムキな感じになりました

こだわりのイタリア車だからでしょうか?

リアシートもフロントシートも裏側の張りのタッカー針が見えないよう、樹脂パネルや

不織布シールが施してあります。

そこのところは忠実に復元しました。

派手すぎますよね(苦笑)

10月に年1回の同級生(?)たちとのツーリングに間に合わすことができて安心しました。