ワゴンガールを自店で雇い入れて、約3年運営したこともありますが、ワゴンガールの扱いは本当に難しかったです。
まず、採算にのせる(黒字にする)のが難しかった・・・。

例えばですが、
コーヒーを1杯、300円(75玉、15枚)ぐらいに設定すると、
概ね、ラウンド中(ホールを周っている時)は、1時間に8杯販売する事が、ワゴン販売の損益分岐点になるのですが、
時給1,200~1,300円でワゴンガールを集めても、この「8杯/1時間」を販売できるスタッフは、10人雇って1、2人ぐらいでした。
しかも、他のスタッフが売ってないと、すぐに下限に合わせるようになってしまうので、中々、スタッフが育ちませんでした。
それならばと、時給は最低時給にして、売った分だけ給与にする成果給にしたのですが、
そうなると、
"コーヒー(ワゴン販売)を買ってくれる常連客の争奪戦"になってしまい、
本来なら、Aさんは12時から14時まではスロットコーナー、Bさんは、パチンココーナーと担当島が決まっているのですが、それ(担当島)を破って、こっそりと仲のいいお客様に販売するようになってしまい、スタッフ同士による陰口が増えてしまいました。
そして、成果給を辞めた"きっかけ"となったのが、
ワゴンガールから、
「あのスタッフ、コーヒーを買う常連客に胸をさわらせてる!」
という報告をもらったからです。
その該当スタッフに確認したところ、その事実を認めたので、そういった行為は辞めてもらったのですが、
その時に、むやみに成果給にしてはいけないと悟りました。
続く・・・