ワゴンガールについて ① | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

パチンコ店には欠かせない存在?!ワゴンスガール(ワゴンスタッフ)についてです。

ワゴンガールを自店で雇い入れて、約3年運営したこともありますが、ワゴンガールの扱いは本当に難しかったです。

まず、採算にのせる(黒字にする)のが難しかった・・・。

採算


例えばですが、

コーヒーを1杯、300円(75玉、15枚)ぐらいに設定すると、

概ね、ラウンド中(ホールを周っている時)は、1時間に8杯販売する事が、ワゴン販売の損益分岐点になるのですが、

時給1,200~1,300円でワゴンガールを集めても、この「8杯/1時間」を販売できるスタッフは、10人雇って1、2人ぐらいでした。

しかも、他のスタッフが売ってないと、すぐに下限に合わせるようになってしまうので、中々、スタッフが育ちませんでした。


それならばと、時給は最低時給にして、売った分だけ給与にする成果給にしたのですが、

そうなると、

"コーヒー(ワゴン販売)を買ってくれる常連客の争奪戦"になってしまい、

本来なら、Aさんは12時から14時まではスロットコーナー、Bさんは、パチンココーナーと担当島が決まっているのですが、それ(担当島)を破って、こっそりと仲のいいお客様に販売するようになってしまい、スタッフ同士による陰口が増えてしまいました。


そして、成果給を辞めた"きっかけ"となったのが、

ワゴンガールから、

あのスタッフ、コーヒーを買う常連客に胸をさわらせてる

という報告をもらったからです。

その該当スタッフに確認したところ、その事実を認めたので、そういった行為は辞めてもらったのですが、

その時に、むやみに成果給にしてはいけないと悟りました。

続く・・・