パチンコの釘調整について ④ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、(自分はあまり調整しませんでしたが、)"ジャンプ釘"で、"開け"・"閉め"の調整するお店がある事

また、(映像ですが)結構、影響力が高い事を書きました。

その続きです。


今まで、遊技釘(極端な「開け⇔閉め」をした"いのち釘"は特に)は、営業中に少し動くということを書きました。

今回は少し話を変えて、

たまにクレームをもらう事もあった、

さっきまで、500円で10回は回っていたのに、急に1、2回にしか回らなくなったのは何でだ!


という質問に対して、自分の考えを書きます。


これは、経験した事がある人も多いと思います。

もちろん、自分もあります。

これは、基本的には回転のムラです。

パチンコ玉(球体)と、遊技釘(円筒)が接触するのだから、バラツキがでるのは自然な事です。


その他によくあるのは、上皿(カセット)部分に、ホコリやタバコの灰などの詰まりです。

パチンコの回転むらの原因

上皿(カセット)から、発射台に玉を送り出す部分は、ゴミが溜まりやすく、この部分にゴミが溜まると、パチンコ玉が発射台に送られるのがコンマ何秒ずれるので、玉飛びが微妙に狂います。

その為、明らかに回らなくなったと感じたら、店員さんに上皿を掃除してもらうといいと思います。


あと、これは、店員さんでも気付きにくいのですが、レール部分にゴミというか、垢みたいなものが付着する事があります。

この垢みたいなものが付着していると、パチンコ玉の軌道が、斜め(ガラス面に向かって)に飛ぶことがあり、そうなると、パチンコ玉が釘に絡みにくくなるので、突如、回らなくなります。

極端な回りムラについては、ほぼこれらが原因で、都市伝説のように言われている「電圧が・・・」というのは、"ない"と思っていいです。

続きます・・・。


[ 補足 ]
30年前の台ならば、電圧の影響で玉飛びが不安定になる事もあったようですが、今の台ではまずないです。

10年前の機種でもないです。

20年ぐらい前だと、ファインプレーや、フルーツパッションなどの機種は、設備が古いホールだと、若干、怪しいかもしれません・・・。
(これらは、モータの後ろにヒューズが付いた基板が付いていて、この基板が玉飛びを不安定にさせることがあったと思います。記憶違いだったらごめんなさい。)

以前、遠隔操作について書いた記事がこちら
↓↓↓
遠隔操作は存在するのか?