今、貯玉・貯メダルは下ろした方がいいのか? ④ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、自粛休業明けなどに、遊技台(パチンコ台)が、

いつもより"いのち"は開いているけど、思ったより回らない

と感じたら、寄り、道釘などを調整して、交換率を変更する準備をしているのかもしれないという話でした。

その続きです。


なお、交換率変更の際に、換金前の貯玉(貯メダル)をすべて換金させるパチンコ店もあると思いますが、ホール側が補填するお店の方が多いと自分は考えています。
(自分が勤めていた会社が、補填する方針だったこともあり・・・)

何故なら、交換率変更は、頻繁にできる戦略ではない為、絶対に成功させる必要があるからです。

成功

交換率変更の最大の目的は、

"集客して、お客様に遊技をしてもらう"ことです。

例えば、60玉交換のホールが、50玉交換(等価交換)に変更した場合、貯玉が1万発あったならば、お客様は約7千円得したことになります。

貯玉していた人は得することがわかっているので、集客効果は絶大です。

それに、大抵のお客様は換金して帰宅するのではなく、約7千円分ぐらいは負けてもいいかという気持ちで打ってくれます。

そして、遊技をしてくれれば、他の遊技台の様子(データ)を観察したりするので、次の営業に繋がります。

また、貯玉(貯メダル)をそのまま預けておく人もいるでしょう。


一方、換金前の貯玉(貯メダル)をすべて換金させてしまうと、まず集客効果が落ちますし、せっかく、貯めた貯玉(貯メダル)を無理矢理、換金させることになるのでお客様から不満が出ます。

しかも、ホールとしては、換金されると予想される現金を用意しておかなければならず、交換率変更後に用意する現金の多寡で言えば、おそらく後者の方が現金を多く必要とするはずです。


その為、自分はホール側が補填するお店の方が多いと思っているのですが、

集客にあまり苦労していない地域ナンバー1のお店や、倒産寸前のお店などは、後者の対応(貯玉全交換)をするかなとは思います。


最後にまとめると、明らかに倒産してしまいそうなホールは除いて、

不要不急の貯玉(貯メダル)の交換はしなくてもいいと思う」といった話でした。

終わり。

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