今、貯玉・貯メダルは下ろした方がいいのか? ② | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、等価交換のお店以外は、不要不急の貯玉・貯メダルをおろす行為は止めておいた方がいい理由として、

多くのホールは、貯玉補償基金加盟店であること
コロナウイルス騒ぎが終息の際には、リニューアルオープンをする可能性があること

を書きました。

その続きです。


さて、もう1つの理由である、

リニューアルオープンをする可能性があること

についてですが、

これは、正確に言うと、交換率を変更する可能性が考えられるからです。

特殊景品 交換率

何故なら、今回のコロナウイルス(武漢肺炎)騒ぎで、パチンコ店は大きな損失を被りました(被ると思います)。

その為、店側に遊技台や設備を新しくする予算はないです。

しかし「お客様を集客したい!」と考えた時、最終的な戦略として考えられるのが交換率の変更です。

その理由として、

交換率の変更自体は、設定を変えるだけなので、予算はそんなにかかりません。

設定変更の費用は、遊技台1台を導入する予算と同等か、それより少し高いぐらいです。

ただ、貯玉・貯メダルされていた分が換金された際に生じる差額は、お店側が負担することになるので、その分の予算はかかるのですが、

お客様全員が換金するわけではなく、そのまま貯玉・貯メダルで再プレーするお客様もいるので、直近の店側の損失(予算)で言えば、貯玉・貯メダルされている総額の10~20%程度で済みます。

しかも、今回、この休業騒ぎで、多くのお客様が貯玉・貯メダルをおろしたので、お店側としては、交換率を変更する絶好のチャンスだと考えることができます。

長くなったので、続きます・・・。


[ 補足 ]
当たり前ですが、交換率の変更というのは、

66玉 → 60玉
5.5枚 → 5枚

など、交換率が高くなることが前提です。

ちなみに、自分は交換率の変更を伴ったリニューアルを計3回(主任、副店長、店長の時に)経験しています。