その続きです。
ホールでよく聞くようなメーカーの営業担当は、ほとんど年収1,000万円以上でしたが、三洋販売の営業以外は概ね30~35歳で辞めていく人が多かったです。
何故なら、激務だからです。

まず、メーカーの営業は休む暇がほとんどありません。
昼はホールに回って新機種のプレゼンだったり、ホールに導入する新台の書類手配、
夜は深夜まで新台搬入・設置の立ち会い、
朝は、ホールで台トラブルがあれば、部品の手配をしたり、最悪、そのホールまで駆けつけなければいけません。
唯一休めるのは、土曜の午後から、日曜の夕方までだと言ってました。
(日曜の夜は、月曜に入替えをするホールの立ち会いがあります)
その為、まとまったお金が貯まったら、辞める人が多かったです。
唯一、三洋販売の営業だけは、辞めていった人がいませんでした(自分の知っている限り)。
その理由はいくつかあると思いますが、
・三洋販売の営業は、(自店の)ホールより力関係が強いこと
・三洋販売の台はトラブルが少ないこと
その為、寝てるところを電話で叩き起こされたり、無理な要求をされる事が少ないからだと思います。
(しかも、年収2,000万円以上の高給取り)
逆に、サミーや京楽の台は、新台入替の週に壊れることが結構あったので、
「明日までに液晶基盤を持ってこい!」とか、「今すぐにホッパーを持ってこい!」とかはあったので、営業マンは大変だったと思います。
続きます・・・。
[ 補足 ]
同じメーカー(会社)の営業でも、東京、名古屋、大阪などの都市部での営業と、地方での営業では大変なポイントが少し違います。
都市部の営業は、トラブルが起きたら「すぐに何とかしろ!」と迫られる為、ホールからの無茶な注文(リクエスト)がよくきます。
一方、地方の営業は青森、秋田、岩手、山形など、県をいくつかまたいでホールを担当しているので、「すぐに何とかしろ!」とは言われませんが、検査に立ち会うため、車で2時間移動とかは当たり前だったみたいなので、「車の運転が本当にしんどい・・・」とは漏らしてました。