パチンコ店員の給与について ② | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、全国展開をしているパチンコ店の給与体系についてでした。

その続きです。

今回は、地方都市(仙台、名古屋、大阪、福岡)などの人口が多い都市(都道府県)を中心に展開している会社についてです。

自分が知っている限り、こういった企業の方が全国展開している企業より、社員(管理職除く)の給与はいい傾向にあります。

ただし、入客がある人気店に限るので、その点はご注意を・・・。

パチンコ店員の給与一覧
※副店長が2つあるのは、会社によって任せる仕事の範囲が違う為。
※新卒(1年目)は、賞与が満額もらえないことが多いので、別項目を作りました。

のような感じです。

地方都市を中心に展開しているパチンコ店の場合、月額の給与額面は全国展開している企業より低い傾向にありますが、賞与は高い傾向にあります。

なお、業績に左右はされますが、一般社員でも夏・冬の賞与が100万円を超えるところも珍しくないです。

ただし、全国展開をしている企業の場合、優秀な人だと4、5年で店長になれますが、地方都市を中心としている企業だと10年近くかかったりします。

理由として、"新店があまりできない"のと、"店長クラスがあまり辞めない"ので、上の人間が詰まっているからです。

何故、店長クラスが辞めないのかと言うと、異動があっても自宅から通える範囲内が多いので、引っ越さなくていいからだと分析してます。

個人的には、地方都市を中心に展開しているパチンコ店はオススメではあるのですが、仕事がマンネリ化しやすいのと、不況の影響を受けやすいので注意が必要だと思ってます。

※地方都市は、地元の大企業で成り立っていることが多く、そこが不況になると、その都市(都道府県)全体が不景気になります。
(例:TOYOTA[愛知県]、Panasonic[大阪府]など)

続きます・・・。

[ 補足 ]
上記の様な企業は、パチンコだけでなく、ボウリングやゲームセンターなどの複合レジャー施設として運営している企業も多いです。

ただし、複合レジャー施設の業種が多ければ多いほど、大黒柱のパチンコ事業の利益が食われている可能性が高いので、多角的に経営している企業には気をつけた方がいいです。