本社から派遣されてきた、パチンココンサルタントは、一般的なアドバイスしかせず、最後は精神論になったことを書きかました。
その続きです。
コンサルが本社に帰ったあと、改めて分析しても、競合店には、予算も設備も勝てませんでした。
もちろん、機種ラインナップも競合店の方が充実してます。
じゃあ、接客は・・・というと、負けないまでも勝っているとは言い難い状況。
また、個人的にパチンコ店は、接客をウリにしてはいけないと思っているので、必要以上に強化する気もありませんでした・・・。
「う~ん、どうやったら競合店から、客を引っ張ってこれるんだ・・・」
と考えた時に、
「いや、競合店から、引っ張ってくるんじゃなくて、もっと別の場所から引っ張ってくればいいんじゃね。」
ということに気付きました。

つまり、今までは比較対象を、競合店(パチンコ)にしていましたが、別の業種(業界)から引っ張ってくることを考えるようになりました。
そこで、目をつけたのが、アミューズ(ゲーセン)と、銭湯(温泉?)です。
アミューズ(ゲーセン)に行く人は暇つぶし目的の人が多いだろうということで、店内にプレステやファミコンなどのゲーム機を設置しました。
これは、レストスペースにではなく店内にです。
(手作りで木枠の土台を作って、畳を敷き詰めて遊ぶスペースを作りました。ゲーム機はスタッフの私物だったので、予算は4、5万程度です。)
もちろん、パチンコをしないで、1日ゲームをしていても問題ないし、店内が暇な時は、スタッフが相手をしてもいいことにしました(一緒にファミスタとかやってました)。

そして、もう一つは銭湯(温泉)です。
これは、車で5分ぐらいの場所に、銭湯(温泉)施設があったので、店内にその施設の割引券を置きました。
また、その施設の半券を持ってきたら、飲み物を1杯サービスしました。
この飲み物1杯サービスは、年配の方を中心に効果が現れ、実施してから2ヶ月後には、1パチの稼働が平日で約10%アップしました。
続く。
[ 補足 ]
風営法上、店内に他の施設の割引券をおくことは問題なかったはずです。
(管轄の生安にも確認してから始めました)
半券を持ってきたら、飲み物1杯のサービスは、ワゴンサービスの会社が(勝手に)おこなっているサービスにしたので、パチンコ店は関係ないで通しました。
※銭湯の割引券や、ジュースをサービスした分は、その会社から請求してもらってました