パチンコ 調整方法 ⑤ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、腰折り(こしおり)するのは、一部の人気機種のみだったという話でした。

その続き・・・。


あと、パチンコの調整で大事なのは、台の傾きです。

"寝かせ"とも言います。

ご存じの方が多いと思いますが、パチンコ台は垂直に設置されているわけではなく、下図のように、少し台を傾けて設置しています。

パチンコ台 寝かせ

何故、この様に台を傾けて(寝かせて)いるのかというと、傾けた分、玉が釘に絡みやすくなるからです。

つまり、スタートが回りやすくなるし、ポケットにも玉が入りやすくなります。

通常のフィーバー機の場合、大体4部5厘か、4部で調整することが多いと思います。

ただ、ステージが甘い機種だと、3部5厘で調整することもあるでしょう。

等価店の場合、2部5厘や2部で調整しているお店もありますが、そこまで遊技台を垂直(立てて)にしてしまうと、大当たり中に開いた特賞口に玉が入る際に、玉がガラスに当たるようになるので、自分のお店ではそこまで遊技台を立たせることはなかったです。

なお、台の傾きによって、どれだけ台(出玉)に影響を及ぼすのかがわかるのが、下記の動画です。



上記の動画では、傾斜を1部垂直にするだけで、大当たりの出玉が、1,360玉→1,260玉に減ってました。

釘がどんどん少なくなっている今、

遊技台の調整は、傾き(寝かせ)のみといった時代が来るのかもしれません。

次回に続きます。