マクラメブレスレット作ってます。
石読み講座については
自分の星座(蠍座)は結構好きで気に入ってるんですが、蠍座さんは自分の星座があんまり好きではないと目にして。
そう言えば昔は私もあまり好きではなかったし、出来れば乙女座に生まれたかった(12星座中イラストが一番可愛いから)。
少女期に星占いを見て何がショックだったかって、”エロい”と”ヲタク気質”って書かれているところ。
今ならまぁ蠍座だし?エロいしヲタク気質であって当然よのう・・・ぐらいの貫禄を持たせるくらいにはなれたけど、
当時は本当に嫌だったなぁ。。。もう少し言い方に手心を加えて欲しいとは思いました。
そんな私が蠍座を好きになったきっかけというのがありまして。
小学生のある時期に、クラスで一斉に星座にはまっていた時期があったんですよ。
休み時間に男の子がはしゃぎながらお前何座ー?とかって尋ね合っては盛り上がっていて、
色んな子に星座を聞いて回っては楽しんでいて、
(私も聞かれるのかなぁ・・・でも私蠍座だしなぁ。なんか言われたりするのかなぁ・・・)
と思っていたら、サカモトは何座ー?と案の定聞かれて。
おずおずと蠍座やけど・・・というと、
「蠍座・・・?サカモト蠍座なん!?何それめっちゃかっこいいやん!!」
「え?何何?」
「サカモト蠍座やねんて!」
「蠍座!?ミロやん!!」
とひとしきり騒がれた後、チャイムが鳴って男の子たちは去っていきましたが、クラスで目立たないように生きていたのでいきなりかっこいいを連発されて嬉しくなってしまい、
(サカモト、蠍座、すきーーー!!)
ってなりました(単純脳)。
こんばんは。石読み師のサカモトです。
聖闘士星矢、皆あの頃見てましたね。。。
件のカッコいい蠍座ミロ♏️
今日はなんかもう趣味全開のお話です。
最近暫くご無沙汰していた”サカモトさんの書いている事の7割がよくわからない”と言われるアレシリーズでございます。
潜在的にいらっしゃる鬼滅の刃ファンもドン引きすんじゃねぇかなこれ。。。
去年の八月に参加した西洋占星術ハウスお茶会の8ハウスの回で、
「8ハウスに冥王星が入っている人はとてつもないものをもらうけれども、払う代償も大きい。そして、もらうものが本人の願望通りとは限らない」
という言葉がとても感慨深いなと思っていて、そこへ鬼滅の刃に出てくるキャラクターの継国兄弟(片や作中随一のチートキャラ、片や鬼のトップの片腕)を当てはめると結構面白い考察ができて地獄だったので、この地獄を嬉々として書いてみようと思う所存でございます。
題して、『継国兄弟のホロスコープ、8ハウスに冥王星が入ってんじゃないかな』という二次創作。的な。
いつもは細かくわかりやすく注釈付けたりするんですが、今回は原作を知ってる体で書いていくので、
ネタバレしたくない方は回れ右のブラウザそっ閉じでお願いいたします。
太陽・・・人生目的、向かうべき未来、人生観
アセンダント・・・容貌、生まれつきの資質、個人の自我の目覚め、動機、赤ん坊が誕生した瞬間
MC・・・社会的立場、職業、ステータス、使命、自分の人生の役割
8ハウス・・・先祖から受け継ぐもの、従わなければならないもの、強制されるもののハウス。
冥王星・・・死と再生、徹底的変容、継承、強制的
※サカモトは西洋占星術初心者の為、こういう感じかなとフワッとした感じで占星術ぶっこみます。解釈違ってたらすみません。
※あと、8ハウスと冥王星について記述しておりますが、あくまでも占星術で言われていることのほんの一例でしかなく、創作も入っている為、8ハウスに冥王星が入っている方のすべてが壮絶な生き方を余儀なくされるわけではありませんので、創作として楽しんでいただければと思います〇
継国兄弟は戦国時代に生を受けた双子で、兄が厳勝(みちかつ)、弟が縁壱(よりいち)という。
この時代双子は不吉とされ、特に顔に痣のあった縁壱は縁起が悪い忌子だという事で父から殺されかけ、
怒り狂った母によって延命処置(10歳になったら寺へ行かせ出家)を受ける。
縁壱は鬼滅の刃のラスボス、鬼舞辻無惨様を一人で倒せるだけの力を生まれながらにして持っている。
冥王星や8ハウスは主に先祖からの継承や受け継ぐ物のハウスだから、趣旨からは少しずれるんだけど、
この力が突然変異であり、神の采配によって与えられたものだとしたら、その代償として縁壱はまともに生きることを
放棄させられたのではないかと思う(21巻の戦国コソコソ話①で二歳の時にお前は不吉で災いをもたらすと言われてから、自分の存在を可能な限り消していたとあるので)。なので、どこか達観したようなぼんやりとしたようなところがあるのは、
自分はもう望まれて生まれたわけではないと分かっていたので、継国家に必要のない存在として色々どうでも良かったんではないかなと。
双子でありながら徹底して差を付けられて育てられていたので、これは結構根深くて、幼いながらに生きることにさほど執着はなく、余生を生きているように見える。
ここで無惨様とは完全な対になるんじゃないかな(無惨様は絶対に死にたくないしどんなに犠牲を払おうとも自分だけは生き延びたいという執念で生き永らえた人なので)。
そんな縁壱に存在意義を与えたのは、縁壱が身を支えたことを(おそらく)喜んだ病弱な母と、自分と遊んで殴られた後でも笛を自作して持って来てくれた心優しく頼もしい兄上だったんだろう。縁壱にとってはこの二人から”もらった”経験がとてつもなく大きくて、ここから景色に色が付いたんじゃないだろうか(世界は美しい発言云々)。母が亡くなられて家を出てからも二人のように周りの困っている人を助けながら生きている。
出奔先でうたという少女と出会い、十年ともに過ごして夫婦になるも鬼に妻子もろとも亡き者にされてしまい、鬼狩りとなって鬼を討つようになるのは、なんかもう強烈なスクエアが働いてお前の使命そっちじゃねぇよ!って無理やり路線変更させられたようで痛々しくもあるんですが、その延長線上に無惨様討伐があるので致し方がなかったのかもしれない。
使命・天命というのは時に自分の望む願望をことごとく打ち壊してでもそちらの道に進ませようとするところがある。
なんていうんだろう。使命・天命は目に見えない、無意識の領域で既に決めてきたことだとすれば、
願望というのは目に見える範囲で自分が思考して選ぼうとするもの。
そこに差異があればあるほど、その傾向が強ければ強いほどスクエアとしてホロスコープに現れるのかもしれない(逆説っぽいけど)。
対して兄上こと厳勝はというと。前提として継国家の父親が縁壱を必要としていないということと、縁壱がそれをわかっていて関りを放棄している(させられている)ので、先祖・親から受け継ぐものをある意味二人分その身に受け継がねばならない(何かあった時に弟を助けてやらねばならない為)という自負がどこかにあったのではないかと思う。もらうものが二人分であれば、その代償もまた、二人分払わなきゃいけないような流れができてしまっているように見える。それも縁壱が剣技の才覚を発揮するまでは良かっただろう。兄上も肉体面・精神面で相当強いものを持っていたので、二人分の受け継ぐという事もその代償を払うという事自体も問題ではなかった。
なんで双子の片割れだけが神に愛されちゃったのかは分からないけれども、自分では到底追いつけないほどの強さを縁壱に見たとき、そして母を見ると駆け寄っていって甘えていると思いきや、母の体の悪いのを知っていて支えていたと後々知った時、身を焦がすほどの嫉妬を覚え、縁壱の持つ力を奪いたい(※奪うも8ハウス・冥王星キーワード)と潜在的に願うようになる。これ凄いのが、炎柱の煉獄さんの祖先ですらその力を間近で見て心折れるほどの縁壱の力を、自分も手に出来ると信じ努力鍛錬を続けるところ。そして、戦の最中に鬼に襲われ部下が殺されているところを鬼狩りになった縁壱に助けられて以降も良い兄として怨毒に焼かれている自分の内面を一切見せることなく振舞っていたところ。多分二人分貰った先祖・親から受け継ぐ物(=継国家の矜持)がそうさせただろうし、代償(=武家の恥なので弱音、本音を吐露できない)もそうさせただろう。そして幼い時に潰されたプライドとその傷をそのまま癒すことなく焦がし続けたのが、鬼になる素因となってしまったんだろうし、無惨様を引き寄せてしまったのかもしれない。厳勝が縁壱をよく気味が悪いというのは、双子であるにもかかわらず彼の事を一切理解ができないからだろう。チート過ぎる能力を縁壱が持っていることを羨み、謙虚で自分を慕うところも許しがたく思っているが、その裏で縁壱がまともな家族関係を築いてこれなかったために欠落しているものや、生きるのに一切の執着のないこと(おそらくはうたと家族を作りたいと願ったのが唯一の執着になっていると思う)、羨ましがられている自分の強さすら、あげられるものなら躊躇なくはいどうぞ出来るくらいに割とどうでもいい(だからこその私たちはそれ程大そうな~のセリフ)と思っている事には気づけない。
アセンダントとは、容貌、生まれつきの資質、個人の自我の目覚め、動機、赤ん坊が誕生した瞬間とあるが、それらは個人が持っていて当たり前になっているものだと思うが、当たり前に持っているものほど本人にはそれが周りにとっては大層なものであるとは気づきにくい。
幼少期から木刀で人を討つ感触が酷く嫌だと思っていた縁壱にとって、剣技がどれだけのものであっても、それが周りから必要とされることが無ければ刀を持つこともなかっただろうし、厳勝が当たり前に継承できて当主としてやっていくはずだった継国家という家柄(そしてそれを受け継ぐ器)は、結局のところ厳勝にとって捨ててしまえる程度のものであった。
=ここはマジで気を付けないといけない所だとも思います。本人にとって割とどうでもいいと思っているところが超重要ってところかと。
悪魔が出てくる物語で、現状に不満を抱えた主人公の元に、
『・・が・・・・力が・・・・欲しいか・・・・』
みたいな問いかけをしながら出てくるシーンがあるんですけどね。
割とこれも勘違いしやすいんですけど、力を得たからってどうにかなるものでもないんですよね。
(目先の戯言に引っかかって悲惨な結末を迎える主人公あるあるなんですけど)
力を得て、それをどう使いこなすか、さらにその先の結末までを見据えて答えを出さないことには、
力だけ求めたって無意味なんです(力をお金に変えてもそう)。
それは兄上にも言えることではあるけれども、厳しい鍛錬をずっとずっと続けてきて、弟と同じ痣が出てきて同じくらい強くなれるかと思いきや、それでも縁壱には及ばない。日の呼吸も使えず自分は月の呼吸だし、痣が出たほかの者は25歳を過ぎてバタバタ死んでいくし、自分ももうすぐ25歳になろうとしている、自分たち以下の者は力不足で後継者に困っている。それなのに弟はまぁどっかから湧いてくるでしょ♪ぐらいのお気楽な事ばっかほざきやがるし(これも生に執着が薄いからなんですけどね。。。)
その状態で無惨様が現れて、
「え、じゃあ鬼になって長生きしながら弟を越えるまで気の済むまで鍛錬したらいいじゃん!」
って言われたらさぁ。強さに執着して判断力が欠けていたうえでの選択としてもそれは責められるもんじゃないよ。
(御館様の命を手土産にというところはさすがにアレだけどそれくらい腹の内に怨毒が溜まっていたんだろうなぁ。。。)
縁壱並の力を得る=無惨様を倒すためにその力はある
という事に気づくのは、兄上が鬼になってずっと後の、縁壱と無惨様が出会った瞬間の出来事でもあるから。
そして縁壱の方も兄上が鬼になった理由を永遠に理解することが出来ない。縁壱の中では兄上は自分を助けて生きる意味を与えてくれたヒーローであり、絶対的な存在であったから。そこが絶対なだけに自分の力も大したことないと本気で思っていたし、それくらいなら兄上だって楽勝でできるはずと真面目に思っていたと思う(そして出来ないとも苦しいとも言えない兄上の怨毒がおいたわしい。。。)。
無惨に無理やり鬼にされたはずだおのれ・・・。みたいな心境だったと思うので、無惨様視点の縁壱のほうが実は本来だったりして。
自分の力の稀有さに頓着がないので、幼少の縁壱の言葉
「この国で二番目に強い侍になります」
がどれほど兄上を苦しめたかという事も、最期までわからなかったと思う。
まともに生きたいのであれば、おそらくは兄上は継国の家を捨てるべきではなかったんだと思う。
けれども8ハウス冥王星の力を有した上に(あくまでも推測でのお話ですが)二人分の力を受け継ぎ、二人分の代償を払わねばならない男にまともな生き方ができたかどうかというと疑問でもある(※あくまでも占星術で言われていることのほんの一例でしかなく、創作も入っている為、8ハウスに冥王星が入っている方のすべてが壮絶な生き方を余儀なくされるわけではありません)。
最後の方の兄上のセリフに、
『縁壱 お前になりたかったのだ』
というセリフがあるんだけど、神に愛され生に執着のない人間というのはどこか人とはかけ離れてしまっていて、
それになろうとするともう人外になる他になく、ある意味鬼となることで願望は叶ったことになるのかもしれない。
上弦の壱の鬼として、以下の鬼に目を掛けたり、鬼殺隊との戦いに敗れ地獄に落ちた後ですらどこかさっぱりした表情をしているのを見ると、人を喰う時点で人間社会ではアウトなんだけど、これはこれでまぁ悪くない人生(途中鬼生)だったのかなぁと。
縁壱も縁壱で、鬼狩りを辞めて再び黒死牟となった兄上と出会うまでの間、ずっと兄の面影を追ってさまよっていたかというとそうではなくて、兄を探しながらも人助けをしたり誰かの手伝いをして感謝され、炭吉さん処にお世話になってたみたいにお世話をしてくれたり、色々と助けてくれる人が沢山いたんじゃないかな(老人の姿であれだけ立派なお召し物を纏ってらしたので、みじめな最期ではない感じがする)。
兄上が地獄へ行くときに縁壱が現れなかったことで賛否両論はあったみたいだけど、多分縁壱にとって本当の心残りは家族を作れなかったことと、うたを助けてやれなかったことだろうから、縁壱が亡くなってうたが迎えに来たのであれば、鬼上を討てなかった未練に後ろ髪惹かれつつも、泣きながら一緒に天国へ行ったんじゃないかなとは思ってる(兄上(血を分けた兄弟)<うた(愛する人・家族))。
(※いやでも二次創作で鬼上が地獄行きが決定して、あなたは天国ですよって言われても駄々を捏ねて地獄へ行こうとする縁壱や凧を担ぎ笛を吹きながらじりじりと兄上ににじり寄る狂気じみた縁壱も大好きです)
この兄弟のお話が見事だったのもあるんだけど、縁壱か厳勝か、どちらかを選べと言われてもそれは出来なくて。
どちらも等しく片割れで、心の底ではお互いに兄弟愛が溢れていて(幼少期に兄上が縁壱に向けて作った笛を老人になった縁壱が持っていて、死んだ縁壱を斬った黒死牟が倒されたとき、塵になり着物だけが残ったその胸元から二つに切られた笛が出てくる演出のエモさよ膝から崩れ落ちるわ)、やりきれない結末ながら何度も何度も読み返しては二次創作に手を出す中毒性のある沼(界隈では崖=ハマったらずぶずぶじゃなくて秒で底まで墜落するから)。こんな地獄をありがとうございます。
というわけで、衝動的に書きたくなったので書いてみました。
で、大体こういうことをガリガリと書き綴りたくなる時に作用しているのって、多分ですが冥王星。
月とコンジャンクションの冥王星が9ハウスにございます。
とういわけで、冥王星っっっぱねぇなおィ。。。というお話でした。
お読みいただきありがとうございましたお疲れ様です!
オマケ。
小泉八雲(=ラフカディオ・ハーン)の怪談・奇談は度々推してるんですが、
中に記載されている『約束』がマジ継国・・・←
出来れば単行本の田代三千稔氏 訳のものが文章が美しいのでお勧めですが、
概要は以下リンクで。
赤穴宗衛門(あかなそうえもん)=兄上
丈部左門(はせべさもん)=縁壱
経久(つねひさ)=無惨様
で脳内再生余裕。
いや、これ最期捏造しとるやろ。絶対無惨様最期腰抜かしとったやろ。と突っ込むところまでで読了です。
昨日と同じMMDERさんの作品。中でもERRORを是非見て欲しい。
なんだかんだで音楽の趣味は重くて切ない悲劇的なものが好きよ。
それでは今日はこの辺で。
熱い想いを胸に抱き、心を浮き立たせるような気持ちで朝が迎えられますように。
おやすみなさい。