ペルソナ/シャドーの道 3 ~ 境域/生と死の深淵 2 | 大分アントロポゾフィー研究会

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“私(境域の小守護者)はこれまで、あなたが死ぬ瞬間に目に見えない姿でそばに立っていましたが、いま、私は目に見える姿であなたの前に立っています。私の境域を踏み越えると、あなたは、いままであなたが地上を去るたびに足を踏み入れてきた領域に入っていくことになります。あなたは完全に意識的にこれらの領域に足を踏み入れ、それから先はずっと、外面的に目に見える姿をとって地上で生活しているときにも、同時に死の領域で(しかし本当は、それは永遠の生命の領域なのです)活動することになります。ある意味において、私は死の天使です。しかし同時に私は、けっして涸れることのない高次の生命をもたらす存在でもあります。生きている肉体のなかにいるときに、あなたは私をとおして死を体験しますが、それはけっして滅ぼすことのできない存在のなかで、ふたたびよみがえるためなのです。”(ルドルフ・シュタイナー『いかにして高次の世界を認識するか』松浦賢訳 柏書房 p. 231,232)

 

「生きている肉体のなかにいる」

Ex deo nascimur/エクス・デオ・ナスキムル/神から生まれる

 

「あなたは私(境域の小守護者)をとおして死を体験します」

In Christo morimur/イン・クリスト・モリムル/キリストにおいて死ぬ

 

「けっして滅ぼすことのできない存在のなかで、ふたたびよみがえる」

Per spiritum sanctum reviviscimus/ペル・スピリトゥム・サンクトゥム・レヴィヴィスキムス/聖霊によって目覚める

 

cf. ルドルフ・シュタイナー『死後の生活』高橋巌訳 イザラ書房