そして、私は眠る | 大分アントロポゾフィー研究会

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私は眠ることによって、私のアストラル体をエーテル体から離し、エーテル体をルシファーから守る。

アストラル体から遠ざけられることによって、エーテル体にルシファーの侵蝕(しんしょく)が及ばなくなり、エーテル体は日中の疲れ/消耗から回復することができるのである。

 

アーリマンから物質体を通って、死が浸潤(しんじゅん)してくる。

エーテル/生命と死とは対極にある。

エーテル体は、アーリマンから来る死の浸潤に抗し続ける。

しかし、ルシファーに由来し、アストラル体を媒介にして為されるエーテル/生命への執拗な攻撃にも、エーテル体は晒されて(さらされて)いる。アストラル投射である。それは、体的に外からも内からも為される。

 

エーテル/生命は流れる。それは振動する。それは輝く。

 

・・・・・・・・・

 

アストラル体は、 ‐ それ ‐ に魂を与え、

エーテル/生命は、 ‐ それ ‐ に体を与える。

すべての魔術は、この原理に基づいている。

 

この魂と体に、 ‐ それ ‐ (意志のようなもの)が作用する。

その意志のようなものは、キリストから来るか、アンチ・キリストから来るのか、そのどちらかである。

もちろん私は、私の中に現われた ‐ それ ‐ (意志のようなもの)が、どちらから来たものなのか、本当は知っているが、・・・

‐ それ ‐ (意志のようなもの)がアンチ・キリストから来た時には、私はそのことを知らないふりをするものだ。

そして事後になって、「私は知らなかったんだ」と言って、責任逃れをするのである。驚くべき偽善と言うほかはない。

 

アンチ・キリストの名前は、太陽悪魔/ソラトである。

太陽悪魔/ソラトは、アーリマンとルシファーの結合である。

だから太陽悪魔/ソラトは、私の低次の自我として働くと言うことができる。

 

”・・・しかし・・・、「燃える剣をもって楽園の前に立つケルビム」として高次の領域に到る門の前に立ちはだかり、感覚的な世界で使い切っていない力があなたのなかに残っている限りは、あなたがなかに入るのを拒みます。

・・・純化された世界は、あなたを超えて、さらに進化していきます。あなたはこの純化された世界から締め出されるのです。このときあなたは黒い道を歩むことになります。そしてあなたが見捨てた人びとは、白い道を歩んでいくことになるでしょう。”(ルドルフ・シュタイナー『いかにして高次の世界を認識するか』松浦賢訳 柏書房 p.252,253)