もっと早く、教員免許の取得を申請しておけば
良かったかもしれない…
教員免許の取得には、「教職に関する専門科目」と
「教科に関する専門科目」の修得が必要である。
既に中高の教員免許を持っている人が
「他の教科の免許状」を取得する場合、
「教科に関する専門科目」の要件を満たすために、
放送大学で履修した科目を活用することもできる。
ここで問題なのが、「教科に関する専門科目」の中で、
「一般的包括的な内容」を備える科目の扱いである。
例えば、慶大通教課程で単位を揃えて
地歴科の免許を取得する場合、
日本史では「日本史概論」
外国史では「世界史概論」
を履修する必要がある。
私はこの「日本史概論」がとれなかった。
レポートは一発合格したものの、
代替レポで1回、対面の試験で1回、
それぞれ不合格となった状態で、卒業したからだ。
「日本史概説I」は履修しているが、これではダメなのだ。
なので地歴科の免許をとるには、
「日本史概論」にあたる科目を、慶大か他の大学で
卒業後に履修する必要がある。
そこで、あわよくば！と考えて、
放送大で「日本近現代史」を履修した。
以前、中学の国語の二種免許を取得したときに、
放送大の単位が「一般的包括的な内容」を
含んでいると認められたからだ。
ここで注意が必要なのは、
放送大の単位の扱いが、免許の授与権者である
各都道府県教委で、異なっていることである。
ある居住地で申請のための指導を受けた際に、
「これは認められません」と言われた単位が、
引っ越し先の教委では認められたこともある。
そこで、放送大で証明書の発行を受けて、
「日本近現代史」の単位が認められるか
確認しようとしたところ…
教委のウェブページを詳しく見ていたら、
放送大の単位は、「一般的包括的な内容」を含むとは
認められない旨の記載があった！
昔は一律で認めていたようだったが、
今は一律で認めないことになっているようだ。
この変更は、高校の「地歴科」だけでなく、
中学の「国語科」の一種免許取得にも影響する。
私は以前、上記のとおり、
中学の「国語科」の二種免許をとった。
いずれ、これに2単位を足して
一種免許をとろうかと思っていたのだが、
二種免許取得のときに認められた単位が
「一般的包括的な内容」を持つと認められない
ということになった場合、
足す必要のある単位は、2単位ではなく
8単位になる可能性がある。
これはさすがに出費がキツい…
放送大の単位が「一般的包括的な内容」を持つと
認められている間に、免許をとっておけばよかった…
