新学年が始まり気がついたこと【発達障がい】 | ママのシドニービーチライフ(続編)

ママのシドニービーチライフ(続編)

2006年オーストラリア移住後、2014年4月~2016年9月まで日本で過ごし、またシドニーへ戻ってきました。8才年の差姉弟の母の日常を綴るブログです。


2007〜の旧ブログ『ママのシドニービーチライフ』
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高校1年生になった通常学級に通う

自閉症スペクトラム+不安症の息子犬



シドニーは、新学年が始まったばかり。

日本より少し早く進級します。


中高は一貫教育。

Year10(日本だと高1)までが義務教育。


Year12まで修了すると

高校卒業になります。


環境の変化、人の入れ替わりが苦手な

自閉症スペクトラムの子には

本人が学校行きたいなと思える学校なら

中高一貫教育はいいんじゃないかなと

思っています。


こればかりは入学してみないと

分からないことなので、

事前に色んな学校の

オープンスクールに行って

雰囲気をつかむしかありません。


横浜からシドニーへ駐在になり

最初に通った小学校で

うちの子には合っていないなぁ。

このまま、エリアのハイスクールは

本人はきついだろうなと思い

ESLの先生に相談して

環境を変えるのなら

国をまたいだ転校したばかりだけど

今のうちに変えたほうがいいと

アドバイスを頂いて

学年の変わり目に

今のスクールエリアの小学校へ転校。


そこから先生やクラスメイトと

もっと密になり

コツコツとひとつひとつ

積み重ねてきて

近所のハイスクールに入学。


わが家も本人を連れて

Year5の時に見にいきました。


もし合わなければ途中で転校できますが

環境の変化がとくに苦手な子は

なるべくしたくはないですよね。




ただし、クラス替えだけは、
年々、自分の力で乗り越えてもらいたい

ひとつのミッションだと思っています。

大学進学したり、社会人になったら、
環境の変化が苦手。
初対面が苦手だから話せないなんて通用しない。
見た目だけでは、周囲の人が
息子の発達障がいを気づきにくいので
本人が最低限対応できる術を知り、
今のうちに経験積むしかない。

サポートティーチャーが後ろから
見守ってくれている今の時期に
小さいな社会の中で
人との関わり方をしっかり体感しながら
身につけていくことのほうが
私の中では、
学業より優先順位が上。

交友関係がうまく築けてくると
学校へ行くことに前向きになるし
学習にも意欲が湧いて、
中学からの成績も上昇しています。

これは、思春期の健常児の子もそうだと思う。




 TODAY'S
 
新学年始まってからの様子で気づいたこと



Year9にやっとハプニングなく

進級できるようになったものの

朝の緊張感は抜けないままで

NPCみたい、AIみたいと

クラスメイトにからかわれて

学校行きたくないって

1週間登校拒否。


その時だけは

サポートティーチャーに

介入してもらいましたが

そのあとは順調に通うことができています。


ハイスクールスは

特別支援(スペシャルニーズ)がいる生徒達に

少人数でシニアキャンパス見学ツアーに

連れ出してくれました。



さらにもう1回、今度は中学3年生全員で

シニアキャンパス見学ツアーに行くという

ステップを踏ませてくれたので

記憶力は長けてる息子は

何がどこにあるか❓

困ったら、どこに行けばいいか❓

シニアの先生方と対面もさせてもらい

進級前に不安を軽減出来たようで

私も今回はかなり助かりましたキラキラ



相変わらず、朝と放課後の

スクールアクティビティに参加する以外は

ほぼ寄り道なしで、まっすぐ帰宅。


中高生と言ったら

学校帰りに寄り道したり

買い食いしたり。


誰かに誘われない限り

自分から誘う事は

相変わらずありません。


学校外で友達と遊ぶというのは

受け身姿勢。


しかし

最近、息子の話しを聞いていて

交友関係が

なんか成長したかも⁉️

と気がつきました。



気づいたこと

Year7から変わらない

リセス&ランチに集まるグループ以外の

電球新しいお友達と交流していること。


自分から飛び込んだ複数の活動の場から

新しい芽が出てきましたニコニコ




今は、自分で始めたいと入った

ハイスクールの中の

走り方クラブで知り合った子達と

そのお友達の中で

学校外で遊ぶようになってきたらしい。


去年は、選択科目で友達になった数人と

一緒に途中まで帰ってきたり、

たまに近所で遊びに行ったりしていたけど

今はぱったり。



今週は、めずらしく帰り道。

サポートワーカーのお兄ちゃんが来る時間まで

スクールアクティビティで友達になった

色んなクラスの子達と


うちとは真逆の方向の町で

マックの外席に座って

お喋りしてから帰宅。


母は仕事だったのですが

電球ちゃんと自分で時間を確認して

サポートワーカーのお兄ちゃんが

うちへ来る前に帰宅したそう。



別の日は、帰宅してから

いつものようにダラーってしてたら

今からちょっと出かけていい❓

と夕方、2時間ぐらい

遊びに出かけました。


是非とも行っておいで〜おいで

こういうときは、喜んで送り出します。

1人で外出する練習になるし。

上矢印

うちへ帰ってから、お友達と出かけのは

事前の約束なしで出かけるのは

中高生になってからは

数えられるぐらい。


電球イレギュラーな予定に

あー、やっぱり行かないではなくて

とりあえず、行ってみようと

出かけることを

友達と自分の間のやりとりで

出来るようになってきたこと。



息子の中の友達の感覚は

一般的な友達の付き合いより

一緒に過ごす時間は短く、ちょっとドライ。


気が合うからもっと一緒にいたいとは

思わないそうです。

時間は短いし、言葉数は少なめだけど

電球お友達の愚痴や悩みを聞いて

彼なりに意見したり、共感することが

出来るようなっていること。



15才になって、そんなこと

当たり前じゃない⁉️

と思われるかもしれませんが


そういうひとつひとつが

当たり前ではないのが


新しい環境が苦手

コミュニケーションがうまくとれない

人との距離感がうまくとれない

イレギュラーの行動は苦手な


自閉症スペクトラム障がいで

通常学級に通う子供。


うまく出来ないことに

フラストレーションを感じたり、

ストレスを感じたりで


小学校中学年までは、

癇癪を起こしたり、

パニックになって泣いたりを

よく繰り返しました。


中学2年生になってから

ヘッドサポートティーチャーの先生と

先回りで回避したり、

苦手だから出来ないことだと

毎回手を差し伸べるのではなく

新しい環境、新しい人の中で

1度は自分で考えて動いてみる。


後ろから見守りましょうとしてからは

私と先生が介入することは

からかわれた時だけ。


おかげで、

母は働きに出られるようになりましたニコニコ


息子も大人になる。

いつかは親は居なくなる。


発達障がいはあるから❓

本能がそうさせているのか❓

なんか放っておけないと

まわりから思われるオーラがある息子。


だから困ったら、誰かしら助けてくれる❓

かもしれないけれど

それは社会と繋がっていたらの前提。


友達は沢山いなくていいんだ。

長い付き合いの友達がいなくてもいいんだ。

だって気質から本人が求めていないから。

1人を楽しめる人になればいい。


だけども、

もし私がいなくなってから

未来の息子がひとりぼっちは心配悲しい

8つ上のお姉ちゃんがいるけど

娘には娘の人生があるから

母の代わりはして欲しくない。


ひとりで社会に出ていく術と

大人ではなくて友達や同僚から

手を差し伸べてもらえるような

人になれるんじゃないかな⁉️


と高校1年生になりたての息子の変化に

ちょっと希望が持てました昇天



最後までお読み下さり、

ありがとうございますお願い


 



来週水曜日。

今年初のにじの会が開催です。




🇦🇺在住で

通常学級に通う発達障がいのお子さん

グレーゾーンのお子さんの保護者の

月1オンラインコミュニティです。


最近は嬉しいことに

日本から参加されるお母さんも

いらっしゃいます。


ひとりでは気づかないことに

気付けたり、元気をもらえたり

ほのぼのした会です。


https://www.instagram.com/nijinokai_aus?igsh=MXNxYmJxMnBxeHcxaw%3D%3D&utm_source=qr