1947年製 尚工舎『ゴールドスタート』 | ぽつんとのブログ

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60代からの衰えを改善する為、「家トレ」を始めてます。又、戦前~戦後の得をする「腕時計」情報も記事にしてます。

【戦後間もない頃の別名】
「GOLDSTAR(ゴールドスター)」

尚工舎(現シチズン)は、1945年の戦火を避けるため、淀橋、田無の両工場を長野県下伊那郡飯田市伊賀 良に疎開し、戦後、戦火を逃れた淀橋田無に本拠地を戻しました。
1946年には『F型スモールセコンド』の再生産を再開しましたが、高度な設計の機 械であったため歩留まり(生産されたすべての製品に対する、不良品でない製品の 割合)が悪かった1947年製造の『GOLDSTAR』です。


1947年代製、手動式、パリス形、7石、瀬戸引き(ホーロー)文字盤、スモセコ、 本体ケースサイズ : 26㎜(ワイヤーラグ含まず) 本体厚さ : 8㎜ 
ワイヤーラグ内側幅 : 11㎜




当時のパリス環式革ベルトを合わせると歴史の重みが違いますね🍀

【ムーブメントの流れ】

尚工舎(現シチズン)は戦前にスイスの「KIDーPREMIER」というメーカーのムーブメントを改良(コピー)して、 7石の生産をスタートさせてます。

 このムーブメントはスイス国内でも複数のメーカーが「KID-PREMIER」と 同じ歯車の「受け」の形を少しだけ変えて使っており、そのスイス製とシチズン10型の文字盤も互換性があります。 



今回の15石は、シチズン10型の受けの構成がKID-PREMIER系と同じですが、全く構成を変えたムーブメントも確認してます。 


又、当時は文字盤の型(径)が同じであればスイス製と互換性もありましたので、戦後のオーバーホールや修理などで混血モデルが多くなっており、国産腕時計の別名(ペットネーム)を更に解り難くしています💦


 今回の「GOLDSTAR(ゴールドスター)」15石のムーブメントの仕上げなどをみても、 シチズンが舶来高級機を意識してたように感じます。



受けにも「GOLDSTAR」と「15J」の刻印があります。


裏蓋のクロームメッキも厚く、各刻印も美しい仕上げになってます。

分 類:アンティーク

希少性:⭐⭐⭐☆☆

将来性:⭐⭐⭐☆☆

※上記は実働の美品(Aランク以上)が対象になります。


それでは。。。

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