戦前の国産腕時計(別名)は、どれくらいあるのか?
これまでに20年以上集めてますが、それでも出合え無い別名はたくさんあります😅
その中でも、1950年代に倒産している『鶴巻時計店 英工舎』の別名が多いように感じます。
上記は5年位前にやっと出合った『PUBLIC(パブリック)』です。
当時の生産数は分かりませんが、現在は市場でも殆ど見かけないですし、運良く見つけてもボロボロのジャンク品です😆
おそらく、文字盤のロゴが『PUBLIC』になっていたため、メーカー不明としてメンテナンスもされず捨てられたのではないか?と思われます😭
この状況は他の『別名』でも同じで、現在はかなり少なくなっているようです。
このような『別名』もそろそろ100年が経過しますので、アンティークの仲間入りになります。
そうなると、今後の相場も気になりますね。
戦前の国産腕時計『別名』に関しては、まだ知られて無いことが多いですから、その謎を研究解明するのも面白そうです😃
鶴巻時計店 英工舎
【腕時計の歴史】
当時の精工舎、尚工舎よりかなり遅れて腕時計の生産へ参入した『鶴巻時計店』ですが、昭和10年には別名「センター」、「ニューエイコー」などの生産に着手し、同13年9月に市場進出してます。 昭和10年という年は、シチズンで8型腕時計の試作が完成、村松時計製作所も9型、8型の腕時計を完成、 東洋時計もまた腕時計の製造に乗り出し、精工舎(現セイコー)、(現シチズン)、英工舎、村松時計店、東洋時計と腕時計メーカーが揃った年でもあります。
戦後は疎開工場で持っていた機械を利用して「プリマ系」の腕時計を完成させると昭和22年には生産を再開してます。
【別名(ペットネーム)】
1935年~1951年
CENTER PRECISION(センタープレシジョン)
CENTER(センター)7石
TAIYO(タイヨー)10型
OLTER(オルター)
ASIA(アヂア)
SEAL(スヰール)
Prima (プリマ)
LUCKY (ラッキー)
Prima SPECIAL(プリマスペシャル)
LUCKY PRECISION(ラッキープレシジョン)
NEW EIKO(ニュー エイコー)
PUBLIC(パブリック)10型、7石
【懐中時計】
TAIYO(タイヨー)
LYOER(ライガー)
LYOER CHRONOMETER(ライガークロノメーター)18KYG側
注】上記以外にも別名は存在している可能性があります。
今後、その中から国宝級のお宝が出てくるかも?
当時の国産機械式腕時計も集め始めると新しい発見があり、その感動で病みつきなってます😅
それでは。。。