【鍼灸症例】耳の閉塞感と低音障害〜耳鼻咽喉科疾患は首コリが原因〜 | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F

 

 

30代女性

【主訴】

耳の閉塞感と低音障害

~3か月前に急に耳の聞こえが悪くなる~

 

 

【問診】


約3ヶ月前、突然左耳の聞こえが悪くなった。

症状が出て数日は様子をみてみた。

しかし改善せず耳鼻科へ。



検査をしたが異常はなく、原因不明だった。

医師からは『ストレスや疲れでは?』…と言われ、ビタミン剤を処方される。



2週間続けて薬を飲んでみたが、一向に改善がみられなかった。

色々治療を試そうと近所の鍼治療院に数回通院したが変化はなかった



現在、耳が詰まっているような閉塞感に加えて、低音の声が聞こえづらくなる。

左側から話しかけられると反応ができないほど。

仕事にも支障が出ており、ストレスも更に溜まる。気分的にも鬱々としてきた。



元々首肩こりや不眠、頭痛や左側の側頭部や顎に圧痛があり気になっている。



友人に相談したところ、国立おざわを紹介されご来院されました。




 

 

【視診・触診】


視診

特に異常みられない。

 

触診 

首肩の筋緊張が強い。

患側の顎や側頭部、胸鎖乳突筋に顕著な圧痛がみられる。

 

 

【治療部位】


①頭半棘筋 

②僧帽筋 

③頭板状筋 

④胸鎖乳突筋 

⑤内、外側翼突筋 

⑥側頭筋

 

 

【治療経過】


1回目

頭痛軽減。

身体の力が抜けるのを感じる。

 

2回目

前回後、耳の症状はまだ変化がない。

首肩こりは軽減している実感。

 

3回目

少し耳の閉塞感が改善。

以前より耳の聞こえもよくなってきた。

 

4回目

症状が半分まで改善。

睡眠の質も良い。

 

6回目

残り3割。

仕事での支障はなくなった。

 

10回目

調子が良い。

耳は完治と言ってよい状態。

 

今回、首コリの重要性を認知。

現在も週一回の治療を継続中である。

 

【耳鼻咽喉科疾患と首コリの関係性】


国立おざわで診ている耳鼻科疾患は沢山あります。


なかなか治りの悪いケースだと、耳鼻咽喉科から転院という形で来院する事も少なくありません。

①突発性難聴

②耳管開放症

③感音性難聴

④耳鳴り

⑤耳閉そく感

⑥中耳炎を繰り返す

⑦副鼻腔炎

⑧鼻づまり

⑨後鼻漏

などなど、盛沢山です。



首にトリガーポイントが多い方は『耳くそ・鼻くそ・目ヤニ』が溜まりやすい…ということもあります。(あまり知られていませんが)


どうでしょう。



 

image


後頭部には首の筋肉が沢山付着します。

この付着部はトリガーポイントが出来やすい部位です。



出来る部位によって、人によって耳鼻咽喉科疾患が現れることもあります。



それを知っているかどうか…という所がこれからの『病の本質』の診かたに繋がります。

 



他にも今回治療した『咀嚼筋』…といういわゆる噛む筋肉も耳鼻咽喉科疾患が出る可能性があるトリガーポイントです。



これも、耳鼻咽喉科疾患がある人は歯並びが悪かったり、夜食いしばっていたり、顎関節症が在ったり…というケースが多いのです(これもあまり知られていませんが)


どうでしょう。



 

耳鼻咽喉科疾患は『首コリ』を現在の症状の可能性の一つとして考えておくだけで視野が広がります。

 


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🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛



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