20代女性(大学生)
【主訴】
頭痛、目の奥の痛み
【問診】
高校生の頃から(約5年間)頭痛に悩まされている。
寮生活の3年間はかなりストレスが多く、
早めになんとかしておきたい…
【視診・触診】
頚部全体に強い浮腫みが診られ、
肩が内旋、
【治療】
頭半棘筋など頚部に付着する筋はストレス筋とも呼ばれ、
頚部全体に強く浮腫みが診られたこと、生活環境の変化+
治療を
1回目:初めての鍼治療。
3回目:10→5
頭痛が出る頻度が減る。
5回目:5→3
気圧の変動があるときや寝不足があるときだけ頭痛が出る。
10回目:頭痛は消失しました。
現在は無事に就職活動も内定OK。
残りの大学生ライフを楽しんでいる。
【頭痛の種類】
『頭痛の種類』と聞きますと、「えっ?頭痛に種類なんてあるの?」と思いがちですが、国立おざわでは頭痛の種類を分けて考えています(後々説明します)
頭痛は「頭が痛い」という『症状』です。(これがポイント)必ず頭痛を引き起こしている原因があります。
薬で抑え続けている内に、いずれ薬が効かなくなります。
十数年前にロキソニンがドラッグストアで買えるようになってから、頭痛を主訴とする人が減少しました(国立おざわのデータ)。しかし…抑え続けてきた結果が今、頭痛爆発増加現象に繋がっているのではないかと思っています。
この数か月は当院の問診表にも『主訴:頭痛』が多く並んでいます。
頭痛は①頭半棘筋TPによるもの(目の奥に響く症状)②大後頭直筋TPによるもの(目の奥に更に頑固に響く症状)③胸鎖乳突筋TPによるもの(側頭部にズキズキするもの。これは一般的には片頭痛とか筋収縮性頭痛と言われるもの)④咀嚼筋TPによるもの(食いしばりがある人に多い)に分類しています。
頭痛の種類を見極めるだけで、頭痛という症状は根から治すことが可能です。