【鍼灸症例】前立腺炎の『炎症論』は本当に正しいのか?分解して考える | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F

 

40代男性

【主訴】

慢性前立腺炎による頻尿・残尿感
 

【問診】


約10年前からの症状である。

主に仕事で椅子に座ってデスクワークをしている時に症状が出てくる。


仕事中は尿意と常に残尿感がある為、何度もトイレに行くというのを繰り返している。

何度も席を空ける為、さすがに社内で気まずい。。。


10年も続いている症状なので、半ば諦めていたところもあった。

ただ、最近更に症状がひどくなっており、仕事に集中できない時が増えてきた。


泌尿器科では『前立腺炎』と診断。

色々と薬を処方されて服用しているが改善までは至っていない。


他の治療法を探していたところに国立おざわのホームページに辿り着き、ご相談頂きました。

 


【視診・触診】


視診

腰部に交感神経緊張でみられる皮膚所見(皮脂、色素沈着)が確認できる。


触診  

腰〜臀部、大腿部にかけて圧痛と筋緊張がある。臀部の冷えがみられる。

 

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【治療】

治療ポイント

①腰部多裂筋 

②中臀筋 

③大臀筋 

④腰最長筋 

⑤ハムストリング



1回目  

特に目立った変化はないが、なんとなく腰から足にかけて循環が良くなった気がする。


2回目  

前回後、変化なし。

今回から少し刺激量を上げる。


3回目  

術後、2日ほど重怠さが残る。

少し仕事中のトイレの回数が減った気がする。     

4回目  

以前に比べ、明らかに調子がいい。

仕事も以前に比べ集中できる状況になってきた。


8回目

仕事中のトイレの回数が半分以下になる。


12回目

頻尿および残尿感が消失。

『前立腺炎』と診断され10年間。

長い症状にピリオドが打てた。


現在も定期的に治療は継続している。



 

【前立腺炎のホント】


前立腺『炎』は、主に若年層(20代から40代の男性)に好発し、前立腺と呼ばれる臓器に『炎症』が起こる病気です。



前立腺『』の症状は、、、

排尿障害、高熱、頻尿、排尿時の痛み、残尿感、下腹部や会陰部の痛み、尿道や足の付け根の違和感、腰痛などが現れます。


『前立腺炎』と診断され、今回の様に年単位で長い間苦しんでいる方は少なくありません。

 

さて、、、

不思議に思いませんか。

『炎症』が果たしてこんなに長く続くのか?炎症が長く続く事自体、オカシイと思わなければなりません。


10年間も前立腺『炎』と診断し続ける医療者側もどうかと思います。

 

前立腺炎には、、、

細菌性前立腺炎(細菌感染が原因)


そして、あまり知られてはいませんが、

非細菌性前立腺炎(細菌感染が関わらない)(実際の炎症ではない)

...があります。


②の非細菌性前立腺炎は西洋医学的には原因が分からない事が多く、デスクワークやストレス、運動不足などで生じると言われています。

前立腺炎様疾患』…という方が患者さん側には分かりやすいのではないかと思います。

 


実は...

非細菌性前立腺炎など病院の診断で原因が分からないケース。


そして薬、漢方などで改善がないケースでは、

腰や殿部に形成されたTP(トリガーポイント)や頚部浮腫による全身的な自律神経が原因のことが多いのです。


これはあまり知られていない事です。


他にも大腿部の裏(ハムストリングス)のトリガーポイントによる自律神経症状が原因となることも多いです。


合わせて治療を行う事が大切です。

 



【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛


国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】

 🇯🇵 チーム鍼屋®️🇯🇵 

東京都中央区銀座2丁目4-19 

GINZA SENRIKEN 5F【銀座並木通り】






 

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