【鍼灸症例】ピアニストに出来やすいトリガーポイントの場所 | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F

 

40代女性

【主訴】

ピアニスト

肘から手首にかけての原因不明の疼痛

 


【問診】


演奏会の本番が一カ月後に控えている。


本番が近づくにつれ練習量も増え熱量も高まっていた。そのタイミングで肘から手首にかけて強い痛みが出現。



整形外科で相談すると、湿布と痛み止めで様子をみてほしいとのこと、、、


だが、5日後には他の演奏者と合わせる練習も控えている。


早急に痛みを何とかしてほしい...とご相談頂きました。

 

 

【視診・触診】


痛みが出ている側の前腕部はもちろん、前腕に関連痛を出す可能性が高い肩甲骨にある棘下筋に顕著な筋硬結がありました。


棘下筋触診時、前腕に響く認知覚も視られる。

 


【治療】


前腕➤総指伸筋・短橈側手根伸筋・尺側手根伸筋

棘下筋・僧帽筋


 

一回目

総指伸筋・短橈側手根伸筋刺鍼時、普段強い痛みを感じる部分を治療されている感覚(認知覚)がみられる。


 

 

 

 

二回目

前腕、上腕の動きに関わる肩甲骨(棘下筋)刺鍼時、ローカルトゥイッチ出現

ローカルトゥイッチ➤症状の引き金になるトリガーポイントに当たると筋肉が不随意的に収縮する現象

 

 

 

三回目

前腕の痛み消失。

本番に向けて納得のいく練習が詰めるよう治療対象を上半身と広げる。


 




六回目

無事に痛みも無く、演奏会も成功する。

現在は定期的なメンテナンスで仕事のパフォーマンス向上を目指し、治療を継続している。

 

 

【ピアニストが特化して痛む場所】


今回痛みの部位は肘から手首と末梢部位でしたが人が肘から手首指先などを動かす時は

身体の体幹➤肩甲骨➤上腕➤前腕➤指先と上肢全体の筋肉が連動して動いています。



特にピアニストは過度な練習量、姿勢により、首の筋肉や肩甲骨周辺にトリガーポイントが出来やすく、演奏会などに追われると練習による身体の酷使でドカンと症状が出る事も少なくありません。



当院は国立という場所的に、患者さんに音楽関係者も多く、チェロ・バイオリン・ピアニストなど、使用する楽器によって特徴的に悪くなる部位があることを臨床的にデータとして取っています。(楽器やっている人は根性ある人が多いので、自覚症状なく痛んでいるケースが多いんです)



痛みが出ている部位が末梢であっても体幹の筋肉等にトリガーポイントがあった場合、本来体幹部が担わないといけない動きを末梢部が担うことになり過度の負担でTP形成、痛みの出現に繋がります。



痛いところに目を向けるだけでなく、なぜそこに痛みが出てしまったのか?と身体の使い方や症状出現の背景を考え治療することが大切です。



【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛


国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】

 🇯🇵 チーム鍼屋®️🇯🇵 

東京都中央区銀座2丁目4-19 

GINZA SENRIKEN 5F【銀座並木通り】