40代女性
【主訴】
ピアニスト
肘から手首にかけての原因不明の疼痛
【問診】
演奏会の本番が一カ月後に控えている。
だが、5日後には他の演奏者と合わせる練習も控えている。
【視診・触診】
痛みが出ている側の前腕部はもちろん、前腕に関連痛を出す可能性が高い肩甲骨にある棘下筋に顕著な筋硬結がありました。
棘下筋触診時、
【治療】
前腕➤総指伸筋・短橈側手根伸筋・尺側手根伸筋
棘下筋・僧帽筋
一回目
総指伸筋・短橈側手根伸筋刺鍼時、
二回目
前腕、上腕の動きに関わる肩甲骨(棘下筋)刺鍼時、
ローカルトゥイッチ➤
三回目
前腕の痛み消失。
本番に向けて納得のいく練習が詰めるよう治療対象を上半身と広げる。
六回目
無事に痛みも無く、演奏会も成功する。
現在は定期的なメンテナンスで仕事のパフォーマンス向上を目指し、治療を継続している。
【ピアニストが特化して痛む場所】
今回痛みの部位は肘から手首と末梢部位でしたが人が肘から手首指
身体の体幹➤肩甲骨➤上腕➤前腕➤
特にピアニストは過度な練習量、姿勢により、首の筋肉や肩甲骨周辺にトリガーポイントが出来やすく、演奏会などに追われると練習による身体の酷使でドカンと症状が出る事も少なくありません。
当院は国立という場所的に、患者さんに音楽関係者も多く、チェロ・バイオリン・ピアニストなど、使用する楽器によって特徴的に悪くなる部位があることを臨床的にデータとして取っています。(楽器やっている人は根性ある人が多いので、自覚症状なく痛んでいるケースが多いんです)
痛みが出ている部位が末梢であっても体幹の筋肉等にトリガーポイ