ファイナンシャルプランナーの小澤美奈子です。
イギリスのEU離脱問題が、世界中で大きく取り沙汰されていますね。
私も離脱がほぼ確定した今日(24日)のお昼過ぎあたりから、株式市場の動きはどうなっているのかと、何度もマーケット情報をチェックしてしまいましたが、最終的に日経平均は大きく値を下げる結果となりました。
麻生さんが緊急会見を開いたり、日銀の黒田さんがコメントを発表したりなど、日本政府もひじょうに物々しい雰囲気で、この先どうなってしまうのだろうと、不安になる気持ちは否めませんでした。そんな中、今日あらためて大切だなと思ったことがあります。それは、投資は余裕資金で行うことと、資産の分散の重要性についてです。
参考までにご説明すると、資産の分散とは、自分の家の資産を、銀行の定期預金だけ、不動産だけ、投資信託だけというように一点集中型にせず、いろいろな資産にまんべんなく振り分けておくことを意味します。
例えばですが、もし私の資産のほとんどを株などの商品で占めていたとしたら、おそらくとんでも無いことになっていたはずです。つまり、株価の値下がりにより、資産が大きく目減りしていたでしょう。
株価は長期的にみると、回復する時期もあるかもしれません。
でも、いつになったら戻るのか? については、誰もわかりません。
もし明日急な出費が必要になり、資産のほとんどが減っていて引き出すお金が無くなっていたとしたら、本当に困りますよね。
だから、投資はあくまでも余裕資金で行うのが大事で、それが家計を守ることに繋がるのです。
しかし、資産の置き場所って、いったいどこにしたらよいのでしょうか。
タンス預金は、盗難にあったり、火災で燃えて無くなってしまったりする可能性がありますよね。
銀行に預けていれば減る可能性はないとしても、増やすのは困難です。
じゃあ不動産は?と思った方、土地や家だけ持っていたとしても、すぐに現金化できませんよね。
そう考えるととにかく家の資産は、生活資金としては預貯金などに、少し先に使う予定のあるお金は定期預金などに、将来的に増やしたいお金は投資商品というように、振り分けておくことも大事なのです。
資産分散や、投資は余裕資金で行うことの重要性は、FPの教科書にも載っていますし、色んなマネー本にも書かれています。
しかしこれは本当に大事なんだ! ということを学んだ、今日のEU離脱問題でした。
ここまで読んでいただいた方は、我が家のお金の置き場所について、今一度よ~く考えてみてくださいね(≡^∇^≡)