横田基地のホームページに、武蔵村山・中学校フェステバルで「ミニブートキャンプ」(新兵訓練)と称する企画に参加した中学生の顔や名前が掲載されている問題について、日本共産党武蔵村山市議団(もみやま市議、内野市議、わたなべ市議)と一緒に、武蔵村山市教育委員会から聞き取りを行いました。
中学校のフェステバルは今年で13回ですが、横田基地の米兵都の交流で「ミニブートキャンプ」は5年前からやっていることがわかりました。
市教委の説明では「26講座のなかの1講座で、体力トレーニングとフィ―ルドアスレチックのようなものだという認識」であり、ブートキャンプの意味は今回、初めて知ったと学校も話していることがわかりました。障害物競走と説明しましたが、実際にはホフク訓練なども含む軍事訓練の内容で、絶対に許されない企画です。
横田基地のホームページに生徒の顔や運動着のネームまでわかる写真が掲載されていました。そして、「我々と地元の生徒たちが交流ができる他に類のない方法だと思う。我々としても日本の中学校を訪問し、生徒たちと交流できたことは有意義な経験だった」と軍曹の言葉も掲載されていました。
中学校側と横田基地側の意識のずれがあるようです。
生徒の写真については、横田基地のホームページに掲載されることは保護者のみなさんにも了承していただいていたと説明がありました。しかし、横田基地のホームページには、開会式の写真もあり、これは生徒全員の了承を取っていないので、学校側は19日に削除を要望。夕方には記事そのものが削除されたそうです。
学校の行事に米軍が参加することそのものが異常であり、中学生に軍事訓練を体験させるなどあってはならないことだと指摘し、市教委として、今回の問題について検証し見解を出すよう要望し、今後はこのようなことは中止することを強く求めました。